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57, 朝食 ページ17

「−なぜ追われていたかは話せん!!!しかし、元々は『ゾウ』という場所を目指して海へ出た」

「ゾウ…!?」


なんとも気の抜けた朝食中、錦えもんさんが切り出した言葉に船長が反応した。

私も船長の後ろのソファに座り、サンドイッチを頬張りながら話を聞く。


「何から何まで奇遇だが…!!シーザーを引き渡し『SMILE(スマイル)』の工場を壊したら、次は『ゾウ』を目指すつもりだ。おれの仲間がそこにいる」


船長の話に錦えもんさんは反応しないはずがなく、強引な麦わらさんによって、一も二もなくゾウを中間地点に、ワノ国を目指すことになったらしい。


「侍3人とモモの助…しめて4人で『ゾウ』を目指したがあえなく遭難…ドレスローザへ漂着したのは侍2人とモモの助」

「−しかし、そこでドフラミンゴという者達に追い回されて…せっしゃよくわからぬ船に逃げ込んだのでござる!!」


竜の姿のモモの助君の話に合点がいった。

話を聞きながら、サンジさんが出してくれた紅茶を1口飲む。


「慌てて追う拙者をかばい、侍同心"カン十郎"が人質となるも、拙者を海へ逃がしてくれたのでござる!!!……必ずや助けねばよ !!!…必ずや……戻らねば!!!」

「………」

「…おい、A…?」


騒ぐ麦わらさん達とは裏腹に、私の頭にはまたも奇妙な違和感が過ぎる。

まあ、この人達も"訳あり"なのだと無理やり納得させた。



その数時間後…


「着いたぞーー!!!ドレスローザ〜〜!!!」


麦わらさんの喜びを大いに含んだ大きな声と共に、ドレスローザへと到着した。

58, いつもの事→←56, 電伝虫



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時々雨(プロフ) - コメント失礼します。とても気になるところで終わっていて……続きは長い間時が経っているので、ないのでしょうか……?とても主人公と話の流れが気に入って是非続きがあれば読みたいです。書いてくださるならゆっくりと待っていたいです。 (2020年5月28日 2時) (レス) id: c2ca6770a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:和泉 | 作成日時:2019年9月23日 17時

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