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その日から祐基は、毎日会いに来てくれた。
どんなに疲れていても、祐基は来てくれた。

だから、毎日病院の中でも楽しかった。


でもね、神様はそんなに長く私に楽しい時間を与えてくれなかった。

祐基が毎日病院に通ってくれるようになって3週間たった日の、お昼に今まで経験したことのないくらい酷い発作が起きた。


いつもは、規則正しくなっている機械音も乱れている。


先生「Aちゃん!がんばれ!」

そう言いながら、先生は私の心臓マッサージを続けている。


声は聞こえてるんだけど、息ができなくて頭が真っ白だった。


誰かが、手を握ってる。

あ、お母さんの手だ。

私死ぬのかなぁ。

まだ祐基に伝えてないことある。

神様お願いします。あと3時間だけ時間をください。
愛する人に想いを伝えたいです。
お願いします。

ずっと心の中で唱えていると、機械音が規則正しくなった。

ピッピッピッピッ。

先生「動いた。Aちゃん!よく頑張った!!!」

お母さん「A!頑張った頑張ったね」

その時、大好きな人の声が聞こえた。

祐基「A!!!!っはぁ、はっぁ、」

「ゆ、ゆう、き」

祐基「よかったぁ!よく頑張ったね。」

そして、お母さんは先生に呼ばれて病室から出ていった。

祐基「A生きてくれててよかった。本当によかった」

「怖かった…まだ、祐基に伝えてないこといっぱいあるから神様にお願いしたの。
あとちょっと時間をくださいって」

祐基「後ちょっとなんかじゃない永遠にでしょ」

「…ねぇ、祐基もし私がいなくなっても忘れないでね」

祐基「絶対に忘れない」

「好きでいてもいい?」

祐基「もちろん!僕もずっーと大好き」

「ありがとう」

そこに、夢と稜雅君と明音が来た。

夢「うわぁーん。Aが、あぶ、ないっ。てき、きいて、私も心臓、が、ぁとま、るんじゃないか、っ、ってくらいあせっ、て」

「うん。あと、何言ってるか途中聞き取れなかった(笑)」

夢「ばっか!聞き取れ」

「ありがと。夢大好き」

夢「お別れみたいなことゆうな」

「ごめんね。」

明音「…死なないで、お姉ちゃん。いつもは、こんな冷たい態度とってるけど本当は大好きだし世界で一番のお姉ちゃんだと思ってる。
頭もいいし可愛いし完璧なのになんでお姉ちゃんが居なくならないといけないの。
なんで、なんで、お姉ちゃんなの。」

「それはね、私なら乗り越えられるって神様が思ったからだよ」

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さーちゃんまん(プロフ) - 一週間前くらいにこの作品見つけて、全部読みました!すごく感動しました泣 (2018年3月27日 17時) (レス) id: 419d84e20f (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ - みるかさん» 初コメありがとうございます嬉しいです泣 (2017年9月2日 18時) (レス) id: 256730d08c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - スッゴい泣けました。いいお話つくっていただきありがとうございました! (2017年8月23日 11時) (レス) id: 5534679fdb (このIDを非表示/違反報告)
みるか(プロフ) - 初コメです!最後泣きました。いいお話です! (2017年8月22日 17時) (レス) id: c04a32346f (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ - 雨ノ宮心音さん» すみません!ご指摘ありがとうございます! (2017年8月15日 12時) (レス) id: 256730d08c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱぴこ | 作成日時:2017年6月4日 12時

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