【銀魂】オールレディ フォーリンラブ#5

二百九、殴り込み ページ9

銀時side



『証拠を捏造されて、してもない通話を聞かれて、犯人にでっち上げられた可哀想なお巡りさんが一匹居ます。

＿＿＿＿＿＿＿＿貴方ならどう助ける？』



Aはそう言った


何故か切なげに


もしかしたら泣いてたのかもしれねぇが



銀「………A？何があった。おいA！！！」



そう聞き返した時にはもう遅く、不通音がなるばかり



銀「クソッ…！」



受話器を叩きつける


何かあったと分かるには十分すぎる内容だった


…どうすればアイツを助けてやれる？



神「銀ちゃん何処行くアルか？」

銀「………殴り込みに行ってくる」



そう言い捨て、スクーターに乗った


間に合ってくれ、せめてAだけは護ってやらねぇと


……………アイツ(大助)に怒られちまうだろうが


屯所の前にギュッと滑り止めると、何人か真選組が居た



近「………おお、万事屋か。なんだ＿＿＿ 」

銀「Aは何処だ！！！出せニコチン野郎が！！！」

近「おおお落ち着け！」



煙草を吸いながら門にもたれているそいつの胸ぐらを掴んで詰め寄ると、近藤が止めに入る



銀「テメェAに何かしたろ！何とか言えェ！！！」

土「………何かしたのはアイツの方だ」

銀「あ？！」

土「オメェには関係ねぇ。帰れ」



そう言って俺の腕を掴んで外し、中に入っていく



銀「おい！ちょっと待てェ！」

近「万事屋！……………これには訳があるんだ」

銀「ンなことどうでもいいんだよ。A何処だ」

近「もうここには居ねェんだ！……………ウチを辞めてったんだ。今しがた」



俺の腕を掴んだゴリラは、何故か泣いていた

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