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川西「あははは！ びっくりしすぎやって」
「びっくりするわ！ 賢ちゃんがそないな話するか
ら消えたやん！！」
「俺のせいやないし〜。ここだけ古かったんちゃ
う？チカチカしてたわ」
彼は余程面白かったようでケラケラと笑っている。
「もう、笑いすぎやってー」
川西「ごめん、ごめん。でもAそんなに怖かっ
たん?」
彼の視線が腕へと移る。
あ、ごめん。と離れようとすると
離さんでええよ。怖がらせたの俺やから。と逆に今度は彼が私の手を握ってきた。
「……もしかして、賢ちゃんびびってきた？」
「そんなわけあるか。アホ」
うふふ。まだまだお子ちゃまやなあ。
その言葉そっくりそのままお前に返すわ。
小競り合いをしながら駅まで手を繋いで歩いた2人はその後、噂になったとか、ならなかったとか。
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作者名：Ebi | 作成日時：2020年2月2日 10時
