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川西「そういえばどうして来たん？」
あ、そうやった。忘れてたわ。
「これ、渡したかったんです」
私はポケットから取り出す。
表面がツルツルしていて角が丸っこい。
ひんやりとした感触が手に伝わる。
川西「あー。それどっかいったなあて思てたねん」
「遅なってすいません！」
川西「別にええよー。それAにあげるわ」
すると、もう同じの買ってもうた。とニコッとしながら新しいzippoを取り出した。
「ええー！ いいんですか？ ほんまにすいません！」
こんないいものを貰って正直嬉しい。
自然と顔がほころぶ。
彼はそんな私の様子を見てニコニコしている。
お揃いやな。
そうですねえ。みんなに自慢します。
そんなんせんでええよ。
川西さんの優しさに甘えた。
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作者名：Ebi | 作成日時：2020年2月2日 10時
