【銀魂】もしも銀さんに美人妹が存在したら2 (ページ11)

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第60話ページ11

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その日の夜、真選組の隊士達は私の送迎会を開いてくれた。

男A「いやぁ、Aちゃんがいなくなっちまうなんて·····俺は毎日Aちゃんを見るだけでも元気貰ってたのによ·····」

涙を流す隊士もいれば

男B「おいおい、そんな事言ったらAちゃん困っちまうじゃねぇか。二度と会えないわけじゃねぇんだし、笑顔で見送ってやろうぜ！」

笑顔で送り出そうとしてくれる隊士もいた。

私はつがれたお酒か水か分からない飲み物を持ったまま下を向いていた。
ふと、となりの十四郎を見ると、いつもよりお酒を飲むペースが早い気がする。

顔が赤くなっている十四郎を心配し、声をかける。

A「十四郎·····」

しかし、まるで話しかけんなと言わんばかりの不機嫌そうな声で「あぁ？」と返される。

仕方なく黙り込む私。

すると、十四郎は立ち上がったと思うと、無言で大広間から出ていった。

近藤「Aちゃん」

近藤が私に手招きする。

近藤「気を悪くしないでくれ、トシもあれで寂しがってんだよ。」

A「そうなんだろうか·····」

近藤「Aちゃんが幸せになる事を心から喜べない自分に苛立ってんだよ」

A「そう、だったのか·····」

沖田「全く可愛くねェ野郎でさァ。最後くらい素直になりゃいいのに」

近藤さんにお酒をつぎに来た総悟が呟く。

A「··········」