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第150話〜さとみ君Said〜 ページ25

今日はついに乗り込む日。

  皆は黒いスーツを着て、サングラスをかけて車に乗っている。

  大きな家が見えてきた。

み「ここが聖さんがいる家よ。」

  桜木直人の母、桜木美香子が言う。

 「・・・」

  緊張してきた。

  心臓がどくどくしている。

み「大丈夫よ、聖さんは絶対助かる。」

  そうだ、聖を絶対に助けるんだ。

  俺は深呼吸をして落ち着いた。

み「さぁ、出て。行くわよ。」

  俺らは車から降り、大きな門の前に立った。

 「でけぇ・・・」

  圧倒された。めっちゃでかい。

  入ると、桜木直人が待っていた。

直「皆さん、こっちです。」

  と、横にずれたら美香子さんが前に出た。

み「清瀬邦彦さん、横領の疑いで逮捕状が出ています。署までご同行お願いします。」

  聖のお父さんは分かりきったような顔をしていた。

  桜木直人が事前に伝えていたのだろうか。

み「奥様もご同行お願いします。」

直「母さん、待ってください。多分、聖さんが言いたい事あると思います。

  少し待ってもらえますか?」

み「分かったわ。あなたたち、早く会いに行ったら?」

 「はい。」

直「聖さんの部屋は一番手前です。」

 「分かった。」

  俺らは走った。長い階段を一生懸命走った。

  こんなに走ったのはいつぶりだろうか?

  俺は、ドアノブに手を掛けた。

  そして、思いっきり開けた。

  目の前には、俺の大好きな人がベッドに腰を掛け、外を見ていた。

  俺は、少し息を整えて言った。

さ「聖。」
 
  聖はゆっくり振り返った。

 「さとみ?」

  俺の大好きな声で、俺の名前を呼んだ。

さ「助けに来た。」

  俺は泣きそうなのを我慢して言った。

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設定タグ:歌い手 , すとぷり , さとみ   
作品ジャンル:恋愛
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瑞樹チロル(プロフ) - 莉咲さん» ありがとうございます! (2019年8月19日 18時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
莉咲 - 最期すっっごく泣きました!ありがとうございました。 (2019年8月19日 17時) (レス) id: 9a4197b886 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - ぷりんちゃんさん» いえいえ、こちらこそ読んでいただきありがとうございます。 (2019年8月10日 20時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんちゃん - 泣いたw←すごい楽しかったです!ありがとですw (2019年8月10日 14時) (レス) id: 51981cd5ed (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - はるかさん» 新作のお気に入り登録ありがとうございます!頑張ります! (2019年7月27日 21時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑞樹チロル | 作成日時:2019年7月22日 15時

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