第30話 ページ32
「私は、死んでいるんです。同級生の記憶上は。」
る「すみません、全然理解が出来ないです。」
まぁ、当たり前の返答だろう。
私は何があったのか説明をしようとする。
「私は高校3年生の冬、校舎からの飛び降りをしようとしました。」
全「っ!!」
「死ねって言われたんで。あいつらはここまでしなきゃ、分かんないんだって。
それに、もう生きてくのが嫌だったので。でも、桃里君が止めたんです。」
ジ「だからさっき・・・」
ジェルさんのだからさっき、というのは部屋に入ってきたときのことだろう。
「彼は、必死に私を引き上げようとしました。
それでも、私は自ら手を離しました。
しかし、落ちた場所が良かったのか、生きていました。
何で、生きてんだろう。何回も思いました。
でも、泣いている母と父を見て。もうすこし生きようかなって?
だから、私はこの世にはいないことになってるんです。
あいつらがどう感じて、どう処分されたかは知りません。
きっと、私のことなんか忘れて、のこのこ生きてんでしょうね。
あの時、あの行動をとって正解だったかもしれません。」
全「・・・」
黙ってしまった。何で、黙るのか私には分からなかった。
その沈黙を破ったのは、ころんさんだった。
こ「家は?まだ、嫌がらせあるの?」
「あぁ、家ですか。」
私は少し、自嘲気味に薄く笑った。
本当、どうかしていると思う。
「家なんかないですよ。両親と一緒に消えました。」
第31話→←第29話@話が混乱してしまったので変えました。読んでください。
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にゃんこ - 最後まで読みたかったです、とても残念です。 (2020年6月14日 17時) (レス) id: d0d3488705 (このIDを非表示/違反報告)
田中くん - あの、、めちゃめちゃ好きです!別な作品でもお邪魔させて頂いたのですが、、久しぶりに読んだらあああああってなってチロル様じゃん!ってなりました!さとみくん推しでしたよね。さとみくん落ち好きなのでじゃんじゃん素敵な作品お願いします!長文失礼しました (2019年9月22日 19時) (レス) id: a8e2d2bd4e (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - マイさん» あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(訳、ありがとうございます!嬉しいです。嬉し過ぎて語彙力と脳みそが溶けました) (2019年8月19日 8時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(訳、好きです。語彙力と脳みそが溶けてなくなりました) (2019年8月19日 0時) (レス) id: eba5ae128f (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - ぷりん丸さん» 感動していただいたみたいで嬉しいです。拙い文章ですが、宜しくお願いします。 (2019年8月5日 8時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑞樹チロル | 作成日時:2019年7月15日 16時