さとみ君の好きな人 パート３

番外編２ ページ24

「・・・」

さ「いくら嫉妬でも、そこまで制限するのは間違ってる。」

　「・・・」

さ「付き合うってことは、相手を幸せにするってことだと思うんだよ。

　 でも、それは聖の幸せを考えてないと思う。

　 ま、そっちの方が幸せって言うならいいけど。」

　「それは違う！」『何か想像してたのと全然違うんだけど。』

さ「そっか・・・でも、聖が本当にこっちの方が幸せってのを選びなよ。

　 確かに俺は辞めてほしくないよ？けど、俺のこの気持ちがお前の選択の

　 邪魔をしてるなら、無視していい。俺にはそいつと別れろって言う権利ないしｗ

　 いいよ、聖の人生は聖が決めな。」

　 さとみは優しく微笑んだ。何でこういうときも、そんなに優しいのかな。

　「・・・」『やばい、罪悪感で泣きそう』

　「ご、めんね・・・グスッ・・・」

さ「もう、何で泣くの？別に聖は何も悪くないでしょ？」

　「ううん、悪いの・・・」

さ「どこが？」

な「いいの？」

　「うん、お願い・・・」

さ「え、何々？」

な「せーの！」

全「ドッキリ大成功！」

さ「は？」

　「ごめんね、本当にごめんね・・・カメラ、あそこにある。」

さ「はぁぁぁぁ！？」

こ「いや〜、感動的でしたね、解説のジェル君。」

ジ「すばらしいドッキリでした。全米が泣くでしょう。」

な「全米は泣かないよｗｗ」

り「さとみ君かっこよかったよｗｗ」

る「イケメンでした。」

さ「はぁ〜、マジで恥ずかしい///」

　「うん、私も恥ずかしいからお蔵入りにする。」

な「うん、ある意味流さない方がいいかもねｗｗ」

　 お蔵入りになりました。

　

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