さとみ君の好きな人 パート３

第９７話 ページ19

朝、すとぷりのクリスマスの魔法で起きた私は、ラインの通知がえげつない事に驚いた。

　 それは、愛奈や店長、メンバーからのメッセージだった。

　「ありがたいや。」
　
　 ピロン

　 愛奈からメッセージが来た。内容は、今日頑張れよだった。

　「頑張りますよ〜。」

　 私は朝ごはんを食べて、歯磨きをした。

　 テレビニュースはクリスマスの話しで持ちきりだった。

　 私はさとみから貰った服を着て、髪は三つ編みハーフアップで愛奈から貰った

　 バレッタを付ける。

　「あんま、ガッツリしない方がいいよな。」

　 私は軽くメイクをした。いや、ちゃんと必要なものはしたからね？

　 私はお気に入りのバッグにスマホや、財布などを入れる。

　「アメ、行って来るね。」

ア「にゃー。」

　 私はちゃんと戸締りがしてある事を確認して家を出た。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

　 電車を降りてきょろきょろしていると、さとみに声をかけられた。

　「あ、さとみ。」

さ「何やってんの？危ないでしょ。ナンパされたらどうするの？」

　「私、そこまで可愛くないよ？」

　 私みたいなやつがナンパされるわけがない。

さ「はぁ、無自覚って怖いな。」

　「え？」

さ「いいから、行くぞ！」

　「うん。」

　 さとみは私と手を繋いで、歩いていく。

　 そしたら、急に止まって危うくぶつかりそうになった。

さ「あのさ・・・」

　「ん？」

さ「今日、めっちゃ可愛い///」

　 と、すごく顔を赤くして言ってきた。

　「あ、ありがと・・・」

　 つられて、私も顔が赤くなった。



　

第９８話→←第９６話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す