好きと嫌いは紙一重

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そんなこんなで

休日に。


桃｢楽しみやなあ！｣

緑｢せやね！｣


ルンルンしてる

2人に


青｢あー…財布…どこだ？｣


ってずっとカバン中

探してる流星。


｢なあ、これは？｣

青｢あ、あった！ありがとう｣


流星は

たまに抜けてる。


普段クールでイケメンなのに

たまにこんなんあると

なんか面白い。


じーって

流星の顔を覗く。

ああ

やっぱりかっこいい…。



青｢…なに？｣

｢…なんでもない！｣


ああ

俺なんかおかしいわ！

流星のこと

かっこいいとか

思うなんて…。


たしかにかっこいいけども！


そんなこんな

思ってるうちに

映画館についた。


桃｢なあなあ、なにか買う？｣

緑｢んーせやなあ、じゃあキャラメルポップコーンとメロンソーダかなあ｣

桃｢かわいい！じゃあ俺もそれにしよ！｣


なんて

はしゃいでる2人。


幸せそうでなにより。


俺はなににしようかなあ。


青｢なあ｣

｢ん？｣

青｢しげのも俺が買うよ｣

｢え…？いや、ええよ、自分で｣

青｢あかん！今日は俺に払わせて！｣

｢わ、わかった…｣

青｢なにがいい？｣

｢んっと…ナチョスと…コーラかな｣

青｢了解｣


なんか

小瀧くんと

対抗してるみたいで

面白い。


2人でレジに並びながら

ギャーギャーいいあってる姿をみてたら

笑ってしまった。


緑｢流星くん優しい人やね｣

｢え？｣

緑｢だってしげのも買いに行くんやで？普通カップルでもなんでもなかったらしないもん｣


…まあたしかに

そうやな。


…でもなんで

こんな優しいんやろうか。



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