甘くて危険な恋… (ページ14)

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あれから

１週間たった。

仕事先で泊まって来ることも

多くなり

ますます

寂しくなる毎日。

けどがまんや。

崇裕は頑張ってるんやから。

そう思うしかなかった。

｢あ、そうや電話…｣

電話しようって

言ったけど

してなかったなあ。

今かけたら迷惑やろか。

LINEをして

聞いてみても

なかなかつかない既読。

…うーん

かけようか

かけないか。

…ええい！

一か八か！

出なかったら諦めよう！

声が聞きたくなったとか

理由をつければ

わかってくれるはず！

紫『もしもし』

｢もしもし！望やで｣

紫『知っとるわ！笑どした？』

｢声がききたくなって…｣

紫『ふはっ、そうなん？寂しがり屋やなあ』

｢…崇裕今どこにいるん？｣

紫『いま？ああー…部長に頼まれてさ、飲みにきてるねん！行きたくなかったやけどなあ… 』

居酒屋？

居酒屋にしては

騒がしくない？

紫『望は変わりないか？』

｢うん、元気やで｣

紫『そうかー！ならよかったわー！…あ、ちょっと待ってな』

なあ崇裕

きこえてたで？

｢崇裕まだあ？｣

って声が。

紫『ごめん、呼ばれたからいくわ！またな』

｢うん、またね｣

…はあ。

疑っちゃあかんけど

疑ってしまう。

さっきの

甘ったるい声をきいたら

モヤモヤする。

…崇裕ってよんでたな。

崇裕って呼ばせるのって

彼女とか信頼してる人にしか

させないいうてたよな…？

…あかん！考えすぎや！

今日は呑もう！

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