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『なんかこんな感じなんだね』
「なにが？」
『同じクラスって』
「クラス一緒になってないもんね」
『俺 Aと同じクラスがよかったな〜』
しょうは足をブラブラさせながら
何てことないみたいな風に言う。
「うわぁ、今すーごいチャラかった」
『嘘でしょ？！』
「そういうところだろうな〜！しょうのそういうとこに
泣かされてる女の子いっぱいいるんだろうな〜〜」
『悪口じゃん』
「ふはは！ごめんごめん」
『……だって俺嘘言わないもん』
冗談めかして言ったら、
しょうはむくれて下唇を突き出すような顔をする。
「好き」とか「楽しい」とか、
感じたことを素直に言葉に出来る真っ直ぐさは、
しょうの好きなところだ。
本当のところ、永瀬を好きになった今、こうしてしょうと教室に2人でいることも、よく思わない子がいるんじゃないかと危惧しているつもりだ。
好きな人が別の女の子と二人きりなんて、
理由はどうであれ不愉快なことに変わりはない。
わかってはいるけど。
しょうから放たれる朗らかな空気感は
やっぱり特別で、好き。
途中から登場した助っ人のおかげで
作業は思ったより早く終わって、帰りの支度を始めていると、
しょうが食い入るように窓の外を見ていた。
気になって、隣に並んで同じ方向を見る。
『……なんかカップル多くない？』
見つけてしまった。
だだっ広い視界の中、一瞬にして。
淡い藍色を帯びた、薄茶色の髪が艶めいている。
私の好きな人は、いつも誰か知らない女の子といる。
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Fujisaku888(プロフ) - やっば！やばやばです！もう最高でした！続き、楽しみに待ってます！！！！！ (2019年8月12日 21時) (
レス) id: d78f9adad7 (このIDを非表示/違反報告)
reeein(プロフ) - もう、天才だと思います。テスト期間の唯一の癒しです、続き待ってます！！ (2019年7月23日 1時) (レス) id: d8f0974525 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - やっぱり、いいですねえ〜( ´ ▽ ` ) (2019年7月21日 16時) (レス) id: 383a94bb9b (このIDを非表示/違反報告)
禊(プロフ) - みさとさん» 嬉しい〜〜です〜〜！！！まだしばらく続く予定ですので引き続きお願いしますね〜〜！o(^-^)o (2019年7月21日 9時) (レス) id: 877a6ff071 (このIDを非表示/違反報告)
禊(プロフ) - reeeinさん» ワ〜〜！コメントありがとうございます（ ; _ ; ）なんとかかっこいいキャラのまま走れるよう頑張ります〜〜！(？) (2019年7月21日 9時) (レス) id: 877a6ff071 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：禊 | 作成日時：2019年6月17日 23時
