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仕返しに、しょうがペットボトルのお茶を一気飲みし始めたところを傾けて邪魔すると、お茶を口から零してむせた。
『おーいふざけんな！』
「先やったのしょうだも〜〜ん」
『濡れたんですけどー！』
男友達という存在が出来たのはしょうが初めてで、
こうやってふざけている時間は何より楽しい。
『俺のバスケ見てくれた？』
「見てたよー！しょう、サッカーって言ってなかった？」
『そうだよ、バスケは欠員出たから頼まれただけ』
「うわーやっぱ人気者は違うな」
『そんなんどうでもいいから感想は！』
「え？」
『俺のバスケーー！』
「えーっと……強すぎてつまんかった」
だって、相手ほとんどボール持ってなかったし。
シュートは打てば入っちゃうから、
しょうのドライブはほとんど見られなかったし。
私の返事を聞くとしょうは、えぇ〜〜と
覇気のない声を出して項垂れてしまった。
さっきまでしっぽ振ってたのに、今は地面に向かって
下がっているみたい。わかりやすくて、かわいい。
ごめん嘘だよ、かっこよかったよ、って
心の中で訂正して謝っておいた。
「あっ、ねぇしょう！永瀬って来てた？」
『廉？来てなかったと思うけど』
「……そっか」
『なんで廉？仲良くなったのー？！』
「仲良い……とはちょっと違うかも…」
ほら、結局来ないんじゃん。
口任せの適当な約束なんて、本気にするんじゃなかった。
っていうかちょっと落ち込んでるのも不本意だ。
『なんかよくわかんないけどまた元気ないー！
廉のせい？』
違うよ、って言いかけたところで、
しょうはまた私の頭を無造作にくしゃーっと撫でた。
しょうの、光を放ったみたいな笑顔に、自然と笑みがこぼれた。
『俺、サッカーあるから行くわ。
元気出せよーー！』
手を振ってギャラリーを駆け下りていくしょうの背中を見送ったら、また手持ち無沙汰になってしまって、目的もないままコートに視線を預けた。
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Fujisaku888(プロフ) - やっば！やばやばです！もう最高でした！続き、楽しみに待ってます！！！！！ (2019年8月12日 21時) (
レス) id: d78f9adad7 (このIDを非表示/違反報告)
reeein(プロフ) - もう、天才だと思います。テスト期間の唯一の癒しです、続き待ってます！！ (2019年7月23日 1時) (レス) id: d8f0974525 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - やっぱり、いいですねえ〜( ´ ▽ ` ) (2019年7月21日 16時) (レス) id: 383a94bb9b (このIDを非表示/違反報告)
禊(プロフ) - みさとさん» 嬉しい〜〜です〜〜！！！まだしばらく続く予定ですので引き続きお願いしますね〜〜！o(^-^)o (2019年7月21日 9時) (レス) id: 877a6ff071 (このIDを非表示/違反報告)
禊(プロフ) - reeeinさん» ワ〜〜！コメントありがとうございます（ ; _ ; ）なんとかかっこいいキャラのまま走れるよう頑張ります〜〜！(？) (2019年7月21日 9時) (レス) id: 877a6ff071 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：禊 | 作成日時：2019年6月17日 23時
