通知56 ページ10
〜忠義side〜
亮「なあ、大倉…夏祭り、誰かと行くん？」
忠「え？祭り？」
帰り支度を終えて、教室を出ようとしたら亮ちゃんに引き留められた。
カレンダーを見ると、確かにもうそんな時期。
この町で毎年開かれる夏祭り。
毎年男友達と行っては、屋台の食べ物どれだけ食えるかとか
くだらないことばっかしとったけど…今年は…。
忠「…いや、まだ何も決めてへん」
亮「あ、ふーん…そっか……」
忠「え？なに？」
亮「Aちゃん誘ったりせえへんの？」
忠「………え？」
亮「あ、いやっ、なんもないっ！じゃあなっ！」
爽やかにカバン片手に教室を飛び出していった。
…なんやったんやろ？？
ていうか…俺、亮ちゃんにAちゃんのこと話したっけ…？
裕「あ、大倉」
忠「ん？おっ、横山くん！この学年の階来るとか珍しいなぁ、どしたん？」
部室に向かおうと教室を出て廊下を歩いていると、向かいから横山くんが。
裕「今日、部活休みになったから」
忠「え？なんで？」
裕「ヤスと亮がなんか用事あるとか言って休み」
忠「…おん」
裕「俺と雛とすばる、補習」
忠「はあっ！？」
裕「人数揃わへんから、今日は部活無しっ！！」
忠「えっ、ちょ、横山くん！」
言うだけ言って走り去った横山くんの先には、
廊下の角でこそっと顔を半分のぞかせる村上くんとすばるくんが。
3人して「急げ！逃げろーっ」って…いや、バレバレやし…(笑)
忠「しゃあない…帰るか」
残って一人で練習しても良かったんやけど…気分もあまり乗らへん。
何故なら昨日、Aちゃんに勇気を出して電話したのに繋がらず…
心が折れかけているから。
まさか、ヤスが言ってたように嫌われてたりして…！！
あかんやん、もう！！
荒ぶる気持ちを交差点で一人、信号の色が変わるのを待ちながら落ち着ける。
…でも、ヤスとも約束したしな。
こんなことばっかり考えてちゃいかん！
悪い考えを振り払うように頭をブンブン振ったその時、
交差点の反対側に見慣れたギターケースが。
次の瞬間、自分の目を疑った。
忠「……え？……亮ちゃんと……………Aちゃん…？」
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初の大倉さん目線ですね！！
どうでもいいですが、大倉さん目線で世界見てみたいと思いませんか？
チビなので、あの高身長から見渡す景色…羨ましいなぁって思います。
はい、どうでもいいですね。
あおきりん。
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あおきりん(プロフ) - 雷斗さん» コメントありがとうございます！おぉ！嬉しいお言葉ありがとうございます！男性の読者様にも楽しんで頂けているとは思いませんでした…嬉しいです、これからも頑張りますね♪ (2017年12月16日 20時) (
レス) id: c8914de1ee (このIDを非表示/違反報告)
あおきりん(プロフ) - ハチミツレモンさん» ありがとうございます、引き続きよろしくお願いします♪ (2017年12月16日 20時) (レス) id: c8914de1ee (このIDを非表示/違反報告)
雷斗 - 僕は男子なんですけど、楽しく見させてもらってます！続編待ってます！体に気を付けて、これからも頑張ってください！ (2017年12月16日 19時) (レス) id: 3d539c4143 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツレモン - 続編も楽しみにして待っています。これからも更新頑張ってください。(￣ー￣ゞ−☆ (2017年12月16日 16時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
あおきりん(プロフ) - じゅなさん» ありがとうございます、そう言っていただけると嬉しいです( ;∀;) (2017年12月15日 9時) (レス) id: 3be643d958 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおきりん | 作成日時：2017年12月2日 23時
