最近の柱がおかしい件について[鬼滅の刃]

鬼と柱と私 ページ38

ｳｱｱｱｱｱ!!


そんな悲鳴で？？？は目を開けた。

目の前には怪我をしている男性がいた。

？「大丈夫ですか？？？」

男「触るな！！鬼め！！」

ﾊﾞﾁﾝｯ

手を弾かれた。その手にはしっかりと赤黒い血がついていた。

口をさわった。ぬるりとしたものが指を掠めた。

あぁ、？？？は鬼になってしまったの？？人を食べてしまったの？？

ｶﾞﾀﾝｯ

うるさい音をたてて入ってきたのは

煉「っ！！！なんでお前なんだ！！なんでお前が鬼なんだ！！！何でだ！！！なんでお前を切らなきゃならないんだ！！！







A！！！」

抱き締められた。えーと…誰だったけな…思い出せない。でも……とても懐かしい香りがする。涙がポロポロ出てきた。

？「おい、煉獄、Aはもう人を食べてる。もうAじゃない、放せ」

そうして煉獄さん？を剥がして私の首に刀を当ててきたのは、オッドアイの似合う、包帯を巻いた男だ。この人も知ってる。どこで会ったかな？？

童「ねぇ、あんたら、俺のAだよ？そう簡単に壊させないからね？おいでA」

Aって誰？？ああ、私の名前か

煉「おい、馴れ馴れしくAを呼ぶな」

童「おぉ、男の嫉妬は怖いね、待っててねA」

A「ｺｸｯ」

私の前では煉獄さん？とオッドアイのお兄さんが鬼と戦ってる。

ｶﾁｬﾝｯ

私の足元に刀の折れた刃が転がってきた。

私はそれを拾う。

最後に「頑張れ煉獄、伊黒、あんたらならこんな鬼殺れるよ、持ちこたえろ、あんたらは強い、冨岡にもしのぶにも時透にも蜜璃にも悲鳴嶼にも宇髄にも不死川にも炭治郎にも善逸にも伊之助にも禰豆子にもカナヲにも玄弥にも、ごめんね、って謝ってくれ、ありがとうって言ってくれ、鬼になってごめんな、疲れちゃった、少し寝るわ」

そう言葉がスラスラと出てきた。そしてこの刀も日輪刀だってことも、その日輪刀で首を切られたら消えることも思い出した。

グッと力を込めて首と胴を切り離した。

最後に目に写ったのは煉獄の悲しいようなな、怒ってるような顔と伊黒の眉間にシワを寄せて涙を溜めている顔と、驚いたような童磨の顔だった。

鞠遊びと作者の小言→←恐ろしいやつら3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す