Week End 2 (ページ38)

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＊ymmtさん

『雫ちゃんの髪サラサラだねぇ』

先に布団に寝っ転がっていた彼の胸元に収まると、ちょっと目下にあるのをいい事に山本が私の頭を撫で始めた。ぎこちないその手つきがなんだかくすぐったい

「まぁ1番お金かけてますから」

『柔らかくてずっと触ってられる』

女の子だね～、と言いつつも尚触り続ける山本。褒められた喜びでドヤ顔しながら顔を覗き込むように上を向くと、こっちを見た彼と目が合う

『上目遣いかわい、』ﾌﾌｯ

「だって今は位置的に上見ないと目ぇ合わないもん笑」

『そっかぁ僕が背高かったらずっとこの目線かぁ…』

『…』

「？？」

山本はそのまま3秒位フリーズした

ｷﾞｭｯ

「…！」

すると私をいきなりぎゅっと抱きしめた。先程までの距離がゼロ距離になり、途端に視界が彼のパーカーの色で染まる

『心臓持たないや、笑』

→寝る前は必ずかわいいかわいいと言ってくれる彼。寝っ転がることによって見られる、いつもは見る事の無い上目遣いにやられたみたいです

＊sgiさん

『おやすみー』

「おやすみなさい」

そう言って壁向きに寝っ転がった私を、後ろから須貝さんの腕が包み込む。添える程度に置かれた腕に優しさと同時に、ほんのちょっと距離感も感じた

「…もっとくっついてもいいんですよ？」

『んーん、寝る時はいいの』

ほんとはぎゅっとして欲しいのになぁ、とちょっとシュンとしてしまう

「…須貝さんって優しいですね」

『ちがっ、寝相悪くて潰しちゃいそうなの！』

「そんなもろくないですぅ」

『いやなんか違うじゃん！そういうことじゃなくて！』

→あなたの事を大事に大事にしたい彼。乱暴なことはしたくないので体格差を考えてほんとに寝る直前はちょっとだけ離れます。でもいいです、起きてる時にくっつけばいいのだから