〃 ymmt ページ18
山本と高校時代の話で盛り上がり、お互い卒業アルバムを持って来て見ようの会を開くことになった
『めっちゃ久しぶりに開いたな〜』
『雫ちゃんセーラー服だっけ?』
「そう、ほら」
私は自分の個人写真を指さした
『え!これ雫ちゃん?』
『え〜セーラー服似合う〜』ニコニコ
「ほんと?」
『この時からあんまり変わんないんだねぇ』
最近は、校則に縛られていたあの頃できなかった化粧をするようになったのと、巻くことのできなかった髪をゆるく巻くようになった。人並みに変化を持たせたつもりだったんだけど…
「えー、そう?」
『だって元がいいじゃん』
この頃から既にかわいいもんねー、ってニコニコしてる彼。あ、そういうことね。ありがとうございます
「山本も変わってなさそう、笑」
『どうかなぁ?』
「えー見たい見たい山本どれ?」
『僕これー、』
彼の指の先には、今の彼となんら変わりない姿の高校生の山本がいた
「詰襟なんだねぇ」
『そー詰襟だったよ』
山本も変わんないね、なんて笑みをこぼす
『この頃は大学生になったらもっと大人っぽくなるって希望持ってたのになぁ〜〜』
彼はそのままゆっくり液状化したかのようにあ〜〜あ、とゆっくり机にうなだれる
「まだ年確されるもんね 笑」
『そう!!もう23よ!!?』
そう言ってぷりぷりしてる山本。うーん…でも分かりやすく少年じみた顔、成人男性より低めの身長、極めつけに怒り方が全く怖くない。23歳には到底見えないよなぁ、なんて
『成長期が大学生で来るっていう一縷の望みは絶たれたね』
「でもあれじゃん?第三次成長期が三十路に来るなんて言うじゃん? 笑」
『え!?……なんてそんな訳ないでしょ!! 笑』
「ふふふふっ」
からかわないで!!とほっぺをぷうっと膨らませてまたもぷりぷりする彼。いやぁやっぱり23には見えない…
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続きます〜〜
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作者名:reo | 作成日時:2020年3月2日 20時