【0048 next stage】希望の星になれ～76期研究生～ (ページ13)

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A「ずっと見下してた私に負けたのが相当悔しかったと思います。あの子達の気持ちはわかりますけどだからってただの悪口を言っていいわけないです。ムカついたし許す気はないです。別に仲直りしたいとも思わないです。私とても先代あっちゃんみたいな広い心は今の所持てません」

優「……」

A「別に私のこと嫌いでもいいです。無理に好きになってほしいと思いません。でも私のことで00や歌まで嫌われるのは嫌です」

皆「！」

A「あの子達は私は嫌いでも00は好きなのはわかってます。私のことは嫌だけど先輩達目当てに見に来るって友達から聞いてるので、だから最高のライブを見せて歌を楽しませてみせます。私が入って劣ったなんて言わせません」

A(言わせてたまるか。
襲名できるまでどんだけ苦労したと思ってんの！
私にだってちゃんとプライドがあるんだ。絶対輝いてライブ成功させてみせる！)

Aは覚悟を決めた戦士のような、そんな気迫に満ちた表情をする。
そんな彼女に大人しい印象を持っていた他のメンバーは驚いたり、大丈夫そうだとほっと安心したりしている。優子はにっと笑って歩み寄った。

優「いーじゃんいーじゃん！そうでなくちゃね。
今日のメインはあっちゃん。全部の曲のセンターだからね。あっちゃんが1番輝いてくれなくちゃ困るよ。ま、だからって遠慮する気はないけど。
全力で輝いてよ？じゃなきゃいつでも主役とっちゃうからね」

佐「ちょっと優子さん…」

瞳を闘争心でギラギラ輝かせながらにやりと笑う。佐江に咎められてもどこ吹く風だ。

　優子はAの襲名披露公演で「絶対エースと呼ばれたあっちゃんを襲名したとはいえセンターを譲る気はない」とライバル宣言をした。後輩である彼女をライバルと認めライバル心を燃やしている。
優子は研究生時代から当時のエース、13代目あっちゃんをライバルだと言い、センターノヴァになって見せると公言していた。優子を襲名しエース的存在になった今でも高みを目指していて、恐ろしいまでの執念である。