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｢…ごめん、前言撤回｣
｢？｣
健輔は、廊下にあぐらをした
私も、目線を合わしたいから腰を下ろした
｢な、なんの事｣
私は理解ができず、健輔をただ見つめた
｢だから…別れようって話｣
｢え？｣
｢だから…まだ、俺と付き合ってくれますかってこと｣
突然の事で、健輔が耳まで真っ赤にしていることなんて分からなかったんだ
｢も、もちろん｣
私があんなにみっともない姿を見せたから、健輔が気を使ってくれてるのかな
｢健輔、気、使ってくれてるの…？｣
まだ止まらない涙を抑えながら聞く
｢えっと、それは違う。そもそもなんで別れたいなんて言ったかって…｣
そこで口を閉ざしてしまった健輔をじっと見つめる
どんな言葉が、私を待ってるの…？
｢…好きになりすぎて、やばいかなって思ったから…｣
健輔が俯きながらそう言う
やっば、はずいし理由が我儘すぎる。と呟いた
｢えっ…ええ？！そ、そんな…こと…｣
なんか恥ずかしい、そんなこと思っててくれたなんて、
私のために考えてくれていたなんて
｢…好きになり過ぎたらさ、なんか、嫌な思いとかさせちゃうかもしれないし…辛い思いをさせちゃうかもだし…｣
段々と声を小さくしながら
｢わかる、伝わる今の私も、そうだったもん…健輔が好きすぎて、健輔に嫌な思いさせちゃったよ、私の方が最悪｣
そう言うとこっちをしっかりと見つめて、
｢嫌な思いなんかしてない！そんな事言わないで、俺、嬉しかったから、そんなに俺の事好きなんだって、思って嬉しくて｣
またもごもごとなってしまう彼が愛おしくて
思わずぎゅっと抱き締めてしまった
｢健輔、私、健輔の事が本当に大好き、ずっと、ずっと｣
｢俺もAの事が大好き、ふふふっ｣
健輔は私の涙を拭って、こう言った
｢大丈夫、俺はずっと味方だから｣
そう、優しく囁いてくれて
好きが止まらない、そう思った
｢ごめん、傷付けちゃった｣
｢傷付いてなんかない、健輔は思ったことを言ってくれたんだもん。私はそれが1番嬉しいよ｣
健輔の細い指が私の首筋に触れて、
頬に触れて、唇に触れた
｢…キスしてもいい？｣
唇に指を絡ませながら、健輔がそう言う
｢して…くれる？｣
うん、と言うと、健輔の唇を私の唇に重ねた
甘くて、素敵で
君が好きだよ
そう、強く抱きしめた
END
ーー
こんにちは、輪島です！
大好きな桃沢さんのお話を書かせていただきました
お読み下さりありがとうございました！
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輪島(プロフ) - ミサキさん» ありがとうございます！！テスト終わったら爆速で書きますねᐠ( ᐢࡇᐢ )ᐟ (2022年6月24日 20時) (
レス) id: 4d40765142 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - 自分も学生なので気持ちわかります……お互い頑張りましょ！ (2022年6月24日 0時) (レス) @page8 id: 1fece32f94 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ(プロフ) - お願いしますっ！⸜( ॑꒳ ॑ )⸝ (2022年6月24日 0時) (レス) id: 1fece32f94 (このIDを非表示/違反報告)
輪島(プロフ) - ユーリさん» ユーリさんありがとうございます〜、実はちょうどこのお話の続き書こうかなって思ってました笑本当に励みになります！絶対にいい作品にしますね！本当にありがとうございます！！ (2022年6月21日 23時) (レス) id: 4d40765142 (このIDを非表示/違反報告)
輪島(プロフ) - ミサキさん» ミサキさん、ありがとうございます！！返信遅くなってしまい本当に申し訳ありません、お知らせにも記載しましたよう遅くなってしまいますが書かせていただきます！ありがとうございます！ (2022年6月21日 23時) (レス) id: 4d40765142 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：輪島 | 作成日時：2022年5月22日 14時
