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絶賛急降下中の私とコナンは２人して軽くパニックになっていた。こんな状況は想定外すぎて打開策すら見つからない。
するとその時。私の足が誰かに掴まれた。
「「怪盗キッド…！」」
無事命の危険が過ぎ去った私たちは、キッドと共に優雅に空を飛んでいた。
「まぁさか窓から放り投げるとはなぁ。どうする？名探偵…このまま降参か？」
「ンなわけねーだろ！！今すぐ飛行船に戻れ！！」
「無茶言うな。俺のハンググライダーはエンジン付きじゃないんだ。生きてるだけでもラッキーと思え！」
「う、うわぁぁぁ！！」
突然の旋回に私は動悸が激しくなる。万が一にでもキッドの手が外れたら私たちは再び急降下するわけで、それを想像して身震いした。
「わっ、とと…」
キッドに抱えられたまま着陸すると、私は先程の急降下の精神的衝撃が来たのか足元がふらついてしまった。
「っと、大丈夫か？」
「ごめ、」
咄嗟に支えられて転倒を免れた私は、空高く飛んでいる飛行船を睨みつけた。もちろん睨みつけたところで現状は変わりゃしないのだが。
「あーーくっっそ腹立つ…あの髭絶対許さん……」
「まあそんなに怒んなって。ほら、縄解けたぞ」
「ありがと」
遂に腕が解放された私は自分の手首を見て驚愕する。
「あちゃあ…」
「オメー、それ…」
私の手首には誰が見てもわかるくらいくっきりと縄の跡が残っており、ところどころ出血したであろう擦り傷ができていた。それに普段とは比べ物にならないくらい赤くなってしまっている。
「落ちてくるときについ気合いで外そうとしちゃったんだよね…」
「気合いでって…ゴリラかよ…」
「アハハ…」
コナンの呆れた声に笑って返す私。するとキッドがどこからか取り出した手当道具を手にし私の目の前に跪いた。
「沁みるかもしんねぇけど我慢な」
「えっちょっちょっとまってだめだめだめ消毒液はまずい消毒液はまっずぅぅぅぅ…」
痛みに耐えるため下を向いているといつの間にか終わったらしくキッドに声をかけられる。患部を確認すれば、それはそれは丁寧に包帯が巻かれていた。
「ありがとうございます…」
「いえいえ」
手当てを受けた私は２人と共に砂浜を歩いていた。
スマホのマップを見ると、ここは愛知県の佐久島というところらしい。人口自体が少ないらしく、周りには人っ子１人見当たらない。
…野生のヤギはいるみたいだけど。
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柯(プロフ) - 青さん» アンハッピーセット、笑 突然の告白ありがとうございます！！ (2021年7月30日 13時) (
レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
青 - アンハッピーセット一つください！お兄ちゃんに投げつける！！（ヤメロ）好きです（告白）最高かよ。 (2021年7月30日 12時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
柯(プロフ) - 凛堂さん» あばばばありがとうございます！！！そう言ってもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです！！ (2021年7月26日 16時) (レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
凛堂 - めっちゃ面白いですね！！ (2021年7月26日 14時) (レス) id: 1c8e857f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柯 | 作成日時：2021年7月8日 15時
