お に い ち ゃ ん。【鬼滅の刃】

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(続き)



時透無一郎

「僕も、だーいすき」

ニコリと微笑まれてそう言われる。お兄ちゃんが全ての罪を抱えないように、私だって一緒に罪を背負っていくんだ。だって、それがあの人との約束だから。

(ずっと、Aと静かに過ごしていたい)



不死川実弥

「…ありがとなァ」

そっぽを向きながらだけど応えてくれる。お兄ちゃんは確かに悪人顔してる。けど、根っからの悪い奴じゃないんだ。ただちょっと不器用なだけだよ。いつもありがとう、お兄ちゃん。

(妹と弟だけは、幸せに…)



煉獄杏寿郎

「俺は愛してるぞ！」

大好きの倍で返してきた。一瞬愛の告白かよとか思ったけど気にしない気にしない。お兄ちゃんはきっと、命にかえてでも私達を守ろうとするんだろうけど、私はお兄ちゃんとだったら死んでもいいよ。

(死なせるなんて選択肢は存在しない)



宇随天元

「俺も好きだぜ。派手に証明してやる」

そう言いながら抱き着いて来た。「これが証拠だ〜！」とか言ってくる。後から来た雛鶴さんたちも混ざってどんちゃん騒ぎになる。

(派手に鬼に勝ってやるから、カッコいい兄ちゃんのこと見とけよ)



不死川玄弥

「俺も大好きだぞ」

笑って応えてくれる。実兄さんも玄兄さんも、二人共大好きだよ。全部終わったら、また一緒に笑いあおうね。不器用だけど優しいこと、私や実兄さん、炭治郎くん達がちゃんと知ってるから。無理しないでね。

(優しくなんてねェのによ…)






『お兄ちゃん、だーいすきっ!』



-Fin-

あとがき→←大好きって言ってみた。

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