お に い ち ゃ ん。【鬼滅の刃】

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(続き)



時透無一郎

「大丈夫…？」

余計な事は言ってこない。真顔で「大丈夫」と聞いてくるけれど、内心はとても焦っていて、何をすればいいか分からないので声掛けでけでもしてくれた。心配しないで。私は大丈夫だから。

(死んじゃったらどうしよう…)



不死川実弥

「安静にしてろォ」

生ぬるくなったタオルを取り替えながらそう声をかけてくる。時々大丈夫か？と声をかけてくれるのは、お兄ちゃんなりの優しさだ。隊士には厳しくても、お兄ちゃんは家族には人一倍優しい人なんだよ。

(治ったら、甘味処に連れてってやるよォ)



煉獄杏寿郎

「38.6℃…結構高いな。今日は一日、ゆっくり休むんだぞ！」

「帰ってくる時に団子を買ってくるからな！」とそう言って家を出ていった。お粥等はもう既に用意されてあって、兄がどれだけ忙しいのか理解できる。後日鬼殺隊の人から教えてもらった事だが、私が寝込んだ日、兄は滅茶苦茶任務を早く終わらせたらしい。

(早く帰らないとな！)



宇随天元

「派手に寝込んでやがるなぁ」

顔をまじまじと見つめながらそう言ってくる。お粥作りやタオルの取り替えは全て雛鶴さん達任せ。ただ、お粥の隣に置かれている桜餅はお兄ちゃんがコッソリ置いたこと、私は知ってるからね。

(派手とはいかなくても、少しは喜ぶよなぁ？)



不死川玄弥

「兄貴は今任務中だから俺が面倒見てやるよ」

兄上の代わりに面倒を見てくれる。お粥もタオルの替えも全てやってくれる。「何かしてほしいことあるか？」と聞かれたので、一応言っておこう。アイスとジャンプ…買って来てもらってもいいですか？

(……今回だけな)

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