story.30 ページ34
Aside
「君と友達になりたい。」
はっ？
何を言ってるんだ、この妖怪は
警戒してる相手と友達なれというのか？
まあ、彼は知りもしないだろう
私は笑顔で話す酒呑君に決して気を緩めず、警戒をする
やっぱり、思った通り
何か企んでるわ
私はどう切り出すか考えようと目を逸らす
するとふと影が出来て、再び正面を向くと
目の前には酒呑君が立っていて、異常に近い
とにかく私は彼から離れようと一歩下がった途端、
A「きゃｯ…！」
足がつっかえて、後ろに倒れる
酒呑君は反射的に私の頭に手を回して覆い被さる
ポフンｯと音を立てて、私は押し倒された
どうすればいいかと困惑していると丁度いいタイミングで部屋の扉が開いた
いや、この状況を見られるのもどうかと思うけど、とにかく助かったと安堵する
ナツメ「何してるの？」
ナツメは驚きを隠せない表情で私達を見る
酒呑「別に深い意味はないよ。じゃあね。」
酒呑君はゆっくりと私から離れて、颯爽と窓から出ていってしまった
私は今の状況を説明しようとナツメを見ると
いつの間にか私の前に来ていて、ナツメは私の手を握る
ナツメ「どうしたの！？A！一体何があったの？
酒呑君と知り合いなの？どんな関係？変なことされなかった？？」
ぐいぐい質問攻めしてくる彼女に、私は落ち着いた口調で答える
A「大丈夫よ、ナツメ。特に何もされてないし、さっきのはちょっとした事故なの。何ともないわ。
それにあの人は今日初めて会った人だし、分からないわ。」
なんだー、良かったとナツメは床に座り込む
A「心配かけてごめんね。」
ナツメ「ううん。そんなことない。Aがなんともないなら良かったわ。
あ、A。聞いて！
お母さんがAのこと許してくれてね、連れておいでって言われたの！行こう？」
ナツメは私に手を差し伸べて、笑顔を向ける
A「うん！」
私はナツメの手を握り部屋を出るなり、
階段を降りると突き当たり扉をナツメが開けて、彼女とリビングに入る
中では優しそうな男性と女性が椅子に座っていて私に笑顔を向けていた
多分、ナツメのお父さんとお母さんだろう
ナツメのお母さんは先程怒鳴っていたのが嘘みたいにおしとやかそうな人だ
元々大人しい人なのかな
私は二人にペコりと頭を下げた
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桜柚季(プロフ) - killerハリケーンさん» 全然そんなことないですよ！そうだったんですね。 (2019年7月31日 14時) (
レス) id: ae92252d70 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - 桜柚季さん» 返事が遅くなりました。シャドウサイドのDVD欲しくて探しているんだけど、全然見つからなくて(--;) (2019年7月28日 18時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
桜柚季 - killerハリケーンさん» 賛成です！そうしましょう！ (2019年7月28日 12時) (レス) id: ae92252d70 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - あ！ここではなくボードに書きませんか？私のプロフのところに押してもらって、ボードって書いてあるのでそこで話し合いませんか？ (2019年7月28日 10時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - 桜柚季さん» ですよね。 (2019年7月28日 10時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜柚季 | 作成日時：2019年4月9日 22時
