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時は過ぎていき ページ41

Aside



それからの時間はあっという間だった。



ジェイド先輩はいつでも私の傍にいてくれた。



そんなジェイド先輩は優しくて、



ジ「ほら、濡れるから僕の傘に入りなさい。」



かっこよくて



ジ「今日は流石に暑いのでボタン開けてるだけですよ…」



嫉妬深くて



ジ「僕以外の人と絶対話すなとはいいませんがあまり話さないでください。」



甘々で



ジ「ほら、覚悟ができてるって言ったのはAでしょう?」



怒ったら怖くて



ジ「返答によってはいくらAといっても容赦しませんよ?」



可愛くて



ジ「っっ!!今こちらを見ないでください!!」



意地悪で



ジ「このキノコAより可愛いですね。」




いつだって私を優先してくれた。




ジ「貴女を誰にも渡したくないって言ったら引きますか?」




そんな先輩を誰にも渡したくなくて、でもそんな醜い嫉妬心なんて隠したくて




ジ「………なんで一人で泣いてるんですか。」




何回も何回も先輩に心配をかけた。





誰かを愛するってことは最大の心の支えになると同時に最大の自分の弱点となった。




でもだからこそ、




ジ「貴女と一緒なら陸の世界にいたいと思えるんです。」





そう前置きをしてプロポーズされたのが嬉しかった。その時はまだ学生ですよ、なんて笑ったけど、



『………すっっごい嬉しかったなぁ。』




辛いことや痛いことは半分こして、嬉しいことは二倍にして、先輩とならどこへだっていける気がした。




『ジェイド先輩。ずーっと好きです。』





何回も伝えたそれはもう物足りなくて、好き以上の言葉が欲しいのにないのが不自由だ。




放課後、珍しくうたた寝をしているジェイド先輩の隣の席に座り、





『先輩。私ね、どうしようもないくらい先輩が好きなんです。』





いや、違うか。もっと最大限に愛を伝えられる言葉があるじゃないか。




『____先輩、愛しています。』





そういって私は寝ている先輩の隣で同じく夢を見始めた。

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- え、好き…。神作品… (2023年1月7日 2時) (レス) @page47 id: 0464914362 (このIDを非表示/違反報告)
雨多 - あー!!!失礼いたしました!!漢字間違って2回とも同じようなコメントをしてしまいました!!すみません!! (2020年8月3日 8時) (レス) id: e50f7477b6 (このIDを非表示/違反報告)
雨多 - 農場GOGOって…何そのTシャツほしい…通販で売ってるかな?← (2020年8月3日 8時) (レス) id: e50f7477b6 (このIDを非表示/違反報告)
雨多 - 農業GOGOって…何そのTシャツほしい…通販で売ってるかな?← (2020年8月3日 8時) (レス) id: e50f7477b6 (このIDを非表示/違反報告)
よる - はわぁ!!オチが素晴らしいですね!!素直になれないのに心がキュウってしてムズムズしました!こう、くすぐったいんですよ(伝われ)読みやすくて面白かったです!素晴らしい作品を作っていただきありがとうございました!! (2020年7月28日 1時) (レス) id: 68950930bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たこきんぐ | 作成日時:2020年6月1日 21時

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