私はキノコ以下ですか？！【ジェイド】

そして、私たちは……… ページ21

Aside



『ユウっっっっっ！！！』



そういって彼女の胸に飛び込む。



ユ「A？！」




泣いてるところなんて初めて見せたからか、驚きを隠せない声。




『ユウっ、ユウっ！わ、私………』



嗚咽混じりの声で言えば、ちょっと待ってと返される。




ユ「レオナ先輩、ちょっと今日そっちに行けなくなりました。」



たったそれだけの電話のやり取りで羨ましく感じる。




わかってた、知ってた。それでもジェイド先輩とそうなれるのを想像してた。




『私、バカだったのっ！じ、自分だけ舞い上がって、ジェイド先輩のこと………』




大丈夫だよゆっくり話してと言われ呼吸を整える。



ユ「何があったの？」




そうきくユウに私は




『知ってたけど、ジェイド先輩に嫌われちゃった………』




と口に出した。




あぁ、本気で認めたくなかったんだ。口に出しただけで




ユ「A、泣かないで？」




涙が溢れる。




バカだなぁ。アホだなぁ。




なんでいけるなんて思ったんだろう。




話さなきゃいけないのに涙が止まらず話せずにいた。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿





ア「ジェイド。」



ジ「アズール、フロイド………」



フ「ねぇオレ、ジェイド攻めたくねぇけど今のはさすがにジェイドが悪いよ。」



ア「なぜ思ってもないことを言ったのです？」



ジ「………それは僕が一番わかってます。」




ジ「僕が臆病で彼女のことを信じられなかったんです。」




月日は流れ僕たちに







私たちに








ホリデーがやってきた。

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