覚悟 ページ24
御「おはよう、みんな。半年ぶりの柱合会議だね。・・・そして、Aがいなくなって半年が経った日だ。目撃情報はあるかい?」
煉「未だありません!」
不「・・・ありません」
冨「・・・」
他の柱たちも同じ意見だというように、首を横に振っている。
し「力が及ばず、申し訳ありません」
御「そんなことないよ、しのぶ。みんなは十分がんばってくれたよ」
甘「あ、あの・・・。Aちゃんの捜索は、まだ続けますよね!やめませんよね?」
甘露寺は願うように、耀哉を見つめる。
御「もちろん、続けるよ。それに、ちょっと気になる情報を聞いたんだ」
宇「気になる情報?」
御「うん。・・・最近、刀を持った女の鬼がいるらしい」
耀哉の言葉を聞いた瞬間、柱たちの顔が強ばった。もしかしたら、Aかもしれないという考えが、彼らの頭の中によぎる。
御「行冥、行ってくれるかい?」
義「畏れながら、御館様」
冨岡は、悲鳴嶼が返事をする前に、口を開いた。
御「なんだい?義勇」
義「・・・その任務、俺に行かせてください」
柱たちは俯いていた顔を、一斉にあげる。
何故自分の妻かもしれない鬼を、わざわざ斬りにいこうとするのか、と疑問に思った顔をしている。
義「俺が、行かなければならないんです」
御「・・・なら、義勇に任せるよ」
義「ありがとうございます、御館様」
1人の青年の拳は、覚悟を決めたように握られた。
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桧 - マジで泣ける(´;ω;`)ウゥゥ (2021年8月7日 13時) (レス) id: f7e0d06981 (このIDを非表示/違反報告)
北極星 - ごめんなさい!2度目の感想です。私、義勇さん推しなので、もう、最後泣きました。ありがとうございます!これから続編をゆっくり読ませてもらいます! (2021年8月4日 15時) (レス) id: ce56cf178c (このIDを非表示/違反報告)
北極星 - 今まで読んだ小説の中で一番感動しました。 (2021年8月4日 15時) (レス) id: ce56cf178c (このIDを非表示/違反報告)
アルイ(プロフ) - 占ツクの小説で泣いた作品はこれが初めてです。このお話を書いてくれたことに心から感謝します(*T^T) (2020年11月1日 1時) (レス) id: 5747014bbe (このIDを非表示/違反報告)
きめつ大好き - ラスト泣きすぎて 目と鼻が真っ赤になりました 切ない、、来世も二人幸せになれますように。 (2020年10月10日 20時) (レス) id: c83c3938f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご | 作成日時:2020年2月13日 20時