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Please tell me**11 ページ13

*

「お兄ちゃん、さっきの人達お父さんの知り合いかな…」


お菓子コーナーでお菓子を見ていると冬花に突然言われた。


「確かあの人達は父さんの元同級生だったと思う」
「そうなんだぁ…美男美女だったね!」

と冬花は笑った。

うっすら記憶に残るお母さんの顔。
冬花とそっくりで時々お母さんを思い出す。


「そうだね」


俺の担任の榊原先生も父さんと顔見知りらしい。

冬花は覚えてるか分からないけど、昔一回だけお母さんの事を聞いたことがある。
父さんとお母さんは元々同級生で、椚ヶ丘中学校に通っていたと。

お母さんが死んじゃったことを知っているのも、俺が最後。
冬花はお母さんと離婚したと聞かされているから。


「そう言えばさ、なんでお兄ちゃんその名前好きなの?」
「お母さんが残してくれたものだから。冬花の名前だってお母さんからの贈り物だよ」


と出来るだけお母さんの事を伏せて話す。

お母さんが最後に残してくれた贈り物だから俺は夏希と言う名前が好き。


『ナツくーん!ほらほら、触ってみ?』
『わぁ…!ここに赤ちゃんがいるの?』
『そうだよ〜!ナツくん、お兄ちゃんになるの!』


お母さんの声も顔も何となく覚えてる。
多分俺の記憶は二歳からのことしか覚えてない。


「って言われてもなぁ…私お母さん知らないし…」
「俺もそんなに覚えてないよ。それよりそのお菓子の山…なに」
「お父さんに買ってもらうのー!」


と冬花はお菓子の山を持って行ってしまった。

冬花がお母さんの事知りたがってるのを何となくわかっていた。

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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - 結衣さん» そうでしたか!大丈夫です!!わざわざありがとうございました! (2015年12月19日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - 木戸藍楽さん» こちらの手違いでした…汗 すみません!! (2015年12月19日 21時) (レス) id: 5d8cb54828 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 結衣さん» ありがとうございます!!A……ですか?もしかすると目次ページの上にあるお名前にAとされてませんか?違ったならどこからAになってるのかお教えください… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - めっちゃいい話ですネ!!あと、名前がずっとAになってるんですけど、どうしてでしょうか… (2015年12月19日 7時) (レス) id: 5d8cb54828 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 蒼浬さん» 44話は私も辛かったです(笑) 業くんの脆い面を上手く表現出来ているのか不安です……ありがとうございます!頑張ります!!ただ業くんが可哀想に思えてきてなかなか更新する勇気がないんです…(笑) (2015年12月15日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年11月27日 23時

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