検索窓
今日:2 hit、昨日:9 hit、合計:5,062 hit

100 ページ3

.
何も会話がない時間が過ぎる


そろそろ声をかけるため、繋いだ手を離そうとした瞬間


直哉は何も言わず、空いた手で後頭部を掴みぐっと距離を詰め


額と額を合わせる


視界いっぱいに直哉の顔がある






直「Aちゃんに、今まで辛い思いさせて悪かったな」

『そんなこと…』

直「長かったなぁ、やっとや」

『はいっっ泣』






辛いことの方が多かったこの数年を労う優しい声


流すまいと思っていても、自然と流れる涙






直「せやけどもう終わりや。俺の時間も人生も、全部お前とや」

『私と……』

直「これからは2人や。」

『私、耐えてよかったです。生きててよかったっ……泣』







そのまま額に短く口づけを落とした







何年離れても、何度隔てられても決して譲らない想いがあった


傷も、涙も、遠回りした時間も



すべては"禪院直哉"の隣に立つためのものだった





これから先も、穏やかな日ばかりではないだろう


嬉し涙だけじゃない日も訪れるに違いない





それでもAは直哉の隣を選んだ


強引で不器用で、決めたら譲らないこの男との未来を


繋いだ手を離さず、共に歩く覚悟があるから


.


.



これからは、二人で歩いていく


きっとその未来が、明るいと信じて


.


〜完〜

.

EPILOGUE→←099



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 禪院直哉
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:本あい | 作成日時:2026年1月5日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。