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直哉は、繋いだ手を軽く揺らしながら言った
直「会えんかった間の話、聞かなあかんな」
『私も話したいこと、たくさんあります』
直「でもまあ、もう焦る必要ないな。ゆっくり聞くとするわ」
遠くの景色に視線を向けたまま続く会話
その言葉に安心したように、直哉の肩へそっと頭を寄せた
『夢見てるみたいです、今。幸せすぎて……』
直「こんなんで幸せ思うたら、この先どうなるんやろな」
『え?』
小さく零れた本音に、直哉は笑う
含みを持たせる発言に不思議に思い顔を上げる
それに合わせて直哉の視線はAに移り
低く甘い声で続けた
直「今まで、我慢してたんやで?」
『それって……』
直「埋め合わせは、たっっぷりしてもらうで?」
Aの顔が一気に赤くなる、湯気が出るくらいに
それを見て、直哉は楽しそうに目を細めた
直「これくらいで照れとって大丈夫か?」
『────っっ///』
直「……それ以上のことも、するんに?」
『もう!私で遊ばないで下さい!!!』
照れ隠しに声を上げる
からかわれたことに対抗しようと、繋いでる手の爪を
直哉の手の甲にくっと食い込ませる
案の定痛いわ!という声が響いた
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作者名:本あい | 作成日時:2026年1月5日 23時


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