絶対的戦力 ページ21
「覇気使えるんだねぇ、成長したねぇ〜」
ゆっくりとAとの距離を縮める。怖い。どんな敵も恐怖なんて微塵も感じなかったはずなのに。
他とは比べ物にならない威圧感。死を連想させられる。標的はAへ。男の足がまた光に包まれた。
「光の速度で蹴られた事はあるか〜い？」
「！！」
ドーン！！
目に見えない速さだった。瞬きよりも早かったもしれない。
「A！！！！」
自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。Aはゲホッと血を吐き、起き上がる。頭を強打してしまった。痛い。怖い。…痛い。
だけど、引き下がりたくない。
「…残念ながら光の蹴りは今回が初めてよ…。はぁ…はぁ…だから次は私が貴方に聞く」
＿＿＿限りのない力で蹴られたことはあるかしら？
「「！！」」
Aは先程とは比べものにならない蹴りを見せた。黄猿はそのまま吹っ飛び、止まる事を知らない。
限りのない力。それは事実だ。限りがないからこそ一度飛んだら止まらない。そう契約をしたから。
「っ！」
だがその分、反動が想像を超える。重い契約をするほど重い”条件”が自分を襲うのだ。
「おいA！！」
「ウソップくんごめん。私は多分もう役に立たない」
「役に立たないとかじゃねぇ！オメェは充分やってくれた！！」
＿後は俺達に任せろ！
普段ならそう続くはずなのに、ウソップの口は今回ばかりはその言葉を拒んだ。そんな自分にウソップは嫌気がさす。
「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」
「！！」
…ああ、この契約は黄猿には不利だった。Aは意識が遠のく中、そう反省する。
相手は人間ではなく光だ。黄猿は人間の形から光に変わり、あっという間にAの目の前に現れ、首を掴んだ。
「っ」
「やってくれたねぇ〜、落とし前はつけさせてもらうよぉ〜」
「A！！しっかりしろぉ！！」
ルフィの声がAの鼓膜を震わす。しっかりしろって一体何様のつもりよ…。しっかりできないから今こんな事になってるんじゃない。
Aは苦笑いを浮かべる。
黄猿は片腕を光に包ませた。このままAの頭ごと吹っ飛ばす気だ。
今度こそ本当に終わってしまう。
目を瞑り、そう諦めた時だった。
・
ドッカーン！！
そんな音と共に、誰かの温もりを感じた。
「…レイさん…」
「アンタの出る幕かい？冥王レイリー」
「若い芽を摘むんじゃない。これから始まるのだよ。彼ら達の時代が」
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れ(プロフ) - とってもおもしろいです！これからも楽しみにしてます、、！頑張ってください！ (2020年8月1日 3時) (
レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉(プロフ) - 名無し34187号さん» わざわざコメントありがとうございますTT。嬉しいです(^ ^)これからも更新頑張りますね！！ (2019年12月10日 14時) (レス) id: 7be676ba1b (このIDを非表示/違反報告)
名無し34187号(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです泣。相変わらずの文才で、内容までめちゃくちゃ面白いです！！これからも更新楽しみにしています！ (2019年12月10日 14時) (レス) id: 00aa3bdea9 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 1番か4番がみてみたいです！ これからも頑張ってください！！ (2019年6月3日 18時) (レス) id: 33ef8a9a51 (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆(プロフ) - �θ屬�見てみたいです！！ (2019年6月3日 6時) (レス) id: a4b65807ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉 | 作成日時：2019年5月26日 19時
