◇1375.おばけさんが帰る場所 ページ26
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『ツノ太郎め……無理矢理押し込みやがって』
イヴ「ツノ太郎くんには悪気がなかったと思うな……多分」
本当に悪気がないのだろうか。
終始愉快に笑っていたが。
今日の審査も終わり、リドル先輩とシルバー先輩は厨房を。僕とイヴは食堂の後片付けをしていた。
イヴ「でも良かったよね。全部食べてもらえて」
『初っ端からツノ太郎が来た時はびっくりしたけどねー。校長先生も何考えてんだか』
イヴ「審査員の人は合計で１０人。残りの７人の審査員の人ってどんな人なんだろう？」
『舌が確かな奴が選ばれるだろうね。あと料理上手な奴。デュースはよくわからんけど、トレイ先輩は料理してるし、ツノ太郎は王族だから良いものはわかるはず。その系統でいくと、審査員に選ばれるのはジャミル先輩とかカリム……オネエ様やイデア先輩かな』
イヴ「わぁ、審査が荒れそうな人達だ」
たしかに
ジャミル先輩はいいとしてカリムは、
「オレ、ジャミルの飯しか食えねぇんだ」と、
言いそうだから選ばれてはいないだろう。
オネエ様はクッッソ審査厳しそうだし。
イデア先輩は美味くてもあまり食べなさそうだ。
『(あと誰だっかな、料理上手な奴)』
ラギーもよく料理してるし、フロイドの料理も上手い。リリア先輩は料理が好きとは言っていたが味がよくわからない。
「おーい、嬢ちゃん達〜」
悶々と考えていると、食堂のおばけさん達がこっちに近づいてきた。
「食堂の掃除はもう大丈夫だから、今日はもう帰っていいよ〜」
「厨房の方に今日の食材の余りがダンボールに入れてあるから自由に持って行っていいからね〜」
イヴ「わっ、ありがとうございます！」
「こちらこそありがと〜。嬢ちゃん達が予想以上に手際が良かったらわしらも安心してリドルくん達の面倒を見れたしね」
「それじゃ、明日もよろしく〜」そう言って、何故か床にもぐって消えて行ったおばけさん達。
『……地下に自分達の墓があるのかな』
イヴ「そ、そんなまさか……」
イヴは笑って誤魔化そうとしているが、僕は気になって仕方がないのだ。
オンボロ寮のおばけさん達はオンボロ寮にいるが、食堂のおばけさん達は一体どこに帰っているのだろうか。
『余った食材は厨房だったよね。イヴは先に戻って風呂沸かしといて。今日はいろんな所歩き回ったから汗を洗い流したい』
イヴ「わかった」
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冬雪(プロフ) - 瑠奈さん» コメントありがとうございます。笑ってもらえて嬉しいです (2022年7月31日 22時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈 - ジグソーパズルwww (2022年7月31日 21時) (レス) @page48 id: f6c02603c1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - パラディさん» すみません。何故かリンクできなくなっていましたね。リンクできるようになったので良かったらどうぞ (2021年4月17日 20時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
パラディ - 続きはいつ投稿されるでしょうか…？続きが気になってしまって…でも無理せず頑張って下さい! (2021年4月17日 20時) (レス) id: 4799a50d98 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アヤさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2021年4月12日 22時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2021年2月24日 0時
