◆560.ご褒美 ページ38
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カリム「なあなあ、オレは？オレはどうだった？」
『カリムは楽しそうに踊ってたし、ジャミル先輩とも息が合ってて良かったと思うよ。イヴもそう思うよね？』
イヴ「うん！」
カリム「ああ。今日はとても楽しかった！」
カリムは満足そうに笑う。
この達成感を僕達だけしか知らないと思うと、どこか優越感を得ている僕がいる。
カリム「魔法石も取り戻せたし、これで学園も元通り。一件落着だな」
『やっと春が来るんだな』
イヴ「そうだね」
イヴと笑い合っていると、
ヴィル「アンタ達」
聞き慣れた声が聞こえ、振り返るとヴィル先輩とクルーウェル先生がこっちに歩いてくる。
ヴィル「終わったわね」
ジャミル「クルーウェル先生とヴィル先輩。随分タイミングがいいですね」
クルーウェル「シュラウドの作ったドローン中継で会場の様子は全て見ていた」
『いつの間に……』
レオナ「……で？
どうだったんだ？俺達のショーは」
ヴィル「……」
すると、ヴィル先輩は真剣な表情になったため、僕らはごくり、と生唾を飲みこんで、言葉を待つ。
そしてヴィル先輩は微笑を浮かべ、
ヴィル「合格よ。
実力以上を発揮できたんじゃない？コーチのアタシに感謝しなさい」
カリム「先生〜！」
イヴ「ヴィル先輩〜！」
『オネエ様〜！』
カリムは案の定、オネエ様に抱きつき、僕とイヴはオネエ様の目の前で合掌すると、僕らの頭を撫でるオネエ様。
ラギー「だからなんなんッスか、この茶番は」
ジャミル「まあ気持ちは少しわかる。レッスンはすごく大変だったからな」
クルーウェル「グッボーイなお前達に……特別なご褒美を用意しているぞ」
ラギー「えっご褒美！？」
『やったー！ご褒美だ！』
ラギー「どんなご褒美ッスか！？」
クルーウェル「俺の用意した……次の衣装だ！」
……ん？
ジャミル「次？次ってどういう……」
ヴィル「中継を見ていて確信したわ。アタシのプロデュースしたこのチームならまだまだ上を狙える。パワーアップのためにラギーやグリム、Aとイヴも入れて……」
イヴ「私も！？」
ヴィル「次はツイステッドワンダーランドで一番大きなコレクションに出るわよ！！！」
ラギー「出るわけないだろッッッ！！！！！！！」
ジャミル「出るわけないだろッッッ！！！！！！！」
レオナ「出るわけないだろッッッ！！！！！！！」
『出るわけないだろッッッ！！！！！！！』
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るんTEE(プロフ) - 玉ww子www (2022年12月28日 13時) (
レス) @page20 id: f628b0e3f3 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» 誤字の報告ありがとうございます (2021年5月4日 5時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 悪役だけを。◆30の前編位まで見てまた見に来ましたがやっぱり面白いです！後、わざとだったら申し訳ありませんが、ヴィルニキはシェーンハイントではなくシェーンハイトじゃありませんでしたか？ (2021年5月4日 4時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - あつめ。さん» ご報告ありがとうございます。アダムとイヴの話好きです (2020年7月16日 17時) (レス) id: 11b37f809e (このIDを非表示/違反報告)
あつめ。(プロフ) - このキャラ感めっちゃ好きでいつも読ませていただいてます！アナザー（49ページ）のところで名前がアダムになっちゃってます…（ｺﾉﾘﾝｺﾞﾉﾊﾅｼｯﾃｱﾀﾞﾑﾄｲｳﾞﾉﾖｳｿｶﾅ） (2020年7月16日 16時) (レス) id: 4ea6ed452d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年7月5日 0時
