【アナザー】それぞれの裏話 ページ48
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◇116.ハイエナ
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『君ってハイエナなんだな。尻尾触っていい？』
ラギー「お触り禁止ッスよ〜」
手を伸ばせばヒラリ、とかわすラギー。
『そういえば微かに残っている昔の記憶の中で知った事なんだけど、ライオンの天敵ってハイエナらしいよ』
ラギー「知ってるッスよ。常識ッス」
『だから百獣の王が象徴とされている寮にハイエナがいたらさ、そのうち食われちゃうんじゃないかなって』
ラギー「百獣の王が？」
『百獣の王が』
そういえば昔好きだった物語で、ハイエナの裏切りで死んだライオンがいたような……
ラギー「まあ、確かにうちにはライオンの獣人がいますけど」
『でも君、腐ってるもの以外なら食べるとはいえ、共食いをする趣味はないだろ？』
ラギー「そうッスね。そこまで飢えてねーッス。
でも、ハイエナって肉食なんで」
ニヤニヤと僕を見るラギー。
それを理解した時、背中に変な汗が伝う。
『ぼ、僕は美味しくないぞ！？』
ラギー「……確かに不味そうッスね」
『案外あっさり言われて若干傷ついたぞ」
ラギー「あんたを食べてもオレの得にはならなさそうなので食べないでいてあげます。
オレ、優しいんで」
『校長先生みたいなこと言うな』
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◇148.馬鹿げている
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『リドル寮長とは友達だよ』
ジャック「マジか……」
教室に戻ってくるなり、何故かうちのクラスにいたジャックに、
「ハーツラビュルの寮長と友達なのか？」
と、聞かれたため正直に答えた。
ジャック「マジだったんだな」
エース「さっきからそう言ってんじゃん」
イヴ「みんなAちゃんが言うたんびに驚いているけど、そんなに珍しい事なの？」
デュース「どの寮でもそうだが、寮長に気軽に��友達になろう��って言ってる奴はいないな。
恐れ多いっていうのが理由だと思う」
ジャック「しかも相手は歳上だろ」
『歳とか関係ないよ』
欠伸をしながら言えば、目を張るジャック。
『恐れ多いとか知らないよ。
だって僕はその人のことを見て友達になろうって言ったからね。
それに、友達になろうって言ったのは僕だけじゃないよ』
何度思い出しても、
＿＿やっぱり、ボク、キミが好きだ。
キミがもしよければ、どうか、友達になってくれないかな
というリドル先輩の言葉が嬉しい。
きっと、僕はその言葉を忘れない
ジャック「……お前のダチ、スゲェな……」
イヴ「あはは……」
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冬雪(プロフ) - アルファさん» ご報告ありがとうございます。これからもご愛読の方をお願いします (2020年4月17日 15時) (
レス) id: e3ba6a1386 (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - 161話で、八つ当たりはジャックすればいいになってました (2020年4月17日 11時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - とっても面白くて、何回も読み返したくなる面白さ･･･ヤバいです！ (2020年4月17日 11時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アルファさん» ご報告ありがとうございます (2020年4月16日 18時) (レス) id: e3ba6a1386 (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - 186話でレオナがレオナ先輩ってさいごにいってました (2020年4月16日 17時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年4月12日 3時
