◇168.ほんとそっくり ページ25
イヴ.
クロウリー「いいでしょう。
予定通りサバナクロー寮の大会出場を許可します」
『わーい！』
イヴ「これで皆さんの無念が晴らせますね」
トレイ「死んではいないからな？イヴ」
校長先生の
「学園としても、大会当日にこのような不祥事が世界中に生中継されるのは避けたいところですしね」
という独り言は聞こえなかったことにしておこう。
クロウリー「さあ、観客のみなさんが選手の入場を待ちわびていますよ。早く準備を」
『疲れたけど、まあ、一件落着ってことだよね』
イヴ「うん。それで合ってると思うよ」
ジャック「おい、お前ら」
私達も準備しようとするとジャックくんに呼び止められる。
イヴ「どうしたの？」
ジャック「今回の事は、本当に、その……」
『��ありがとうございました。お礼に僕の耳と尻尾を触ってください��？』
ジャック「違ぇよ！
……でも、悪かった。そんで、ありがとな」
そう言ってジャックくんは笑った。
『お、ジャックが笑った』
ジャック「べ、別に笑ってねぇ！」
『素直じゃないなー』
イヴ「素直じゃないねー」
ジャック「……」
Aちゃんと笑うと「お前らってほんとそっくりだよな」としみじみと言われた。
グリム「なあなあ、学園長！
オレ様達、ちゃんと犯人を見つけたんだゾ！コレで約束通り試合に出してくれるんだろーな！？」
クロウリー「え！？
あぁ〜……っと。そんな約束してましたねぇ。
絶対に無理だと思って、すでにトーナメント表を発表してしまいました。さてどうしましょう」
イヴ「え」
『どんだけ僕達信用がないんだよ』
ジト目で校長先生を見ると「今、何かアイデアを考えます！」と唸る。
クロウリー「そもそもAくんとイヴくんは女の子ですから、この学園に女子学生がいると知られるとなると……」
『そんなん男装すれば何とかなりますよ』
クロウリー「そうですねぇ……
では、エキシビジョンマップで特別参加枠というのはいかがでしょうか？
トーナメント本戦が始まる前に、余興として行えば問題ありませんよ。きっと目立ちますぉ〜！」
イヴ「め、目立つ……」
私ただでさえ運動音痴なのに。
『でもさ、僕達３人しかいないよ？
それに対戦相手だって絶対組み込んでないだろ』
クロウリー「おや、よくおわかりで」
イヴ「誰かいないかな……
私達の味方になって、私達の敵になってくれる人」
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冬雪(プロフ) - アルファさん» ご報告ありがとうございます。これからもご愛読の方をお願いします (2020年4月17日 15時) (
レス) id: e3ba6a1386 (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - 161話で、八つ当たりはジャックすればいいになってました (2020年4月17日 11時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - とっても面白くて、何回も読み返したくなる面白さ･･･ヤバいです！ (2020年4月17日 11時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アルファさん» ご報告ありがとうございます (2020年4月16日 18時) (レス) id: e3ba6a1386 (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - 186話でレオナがレオナ先輩ってさいごにいってました (2020年4月16日 17時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年4月12日 3時
