◇155.興味深い ページ12
イヴ.
リドル「��オフ・ウィズ・ユアヘッド��！」
サバナクローの立っている人達が少なくなってくるとリドル先輩が一気に畳み掛けた。
残りのサバナクローの人達に見慣れた首輪がはめられる。
レオナ「チッ……
やっぱりこいつらじゃリドルの相手は無理か」
ラギー「シシシッ！
でも、こんなことしたってどうせディアソムニアのヤツらはもう手遅れッス！」
『へぇ、あの人達、もう手遅れなんだ』
ラギー「そうッス。あんたも見てたんじゃないッスか？ディアソムニアのヤツらが観客に押し潰されていく様を！」
『だ、そうですよ。リリア先輩』
リリア「それは興味深い話じゃな」
いつの間にかAの隣にいたリリア先輩にサバナクローの人達を含め、私もビックリしてしまう。
この人、いつもいつの間にか現れるな……
「誰が手遅れだと？」
「このとおり、俺達、ディアソムニア寮の選手には怪我ひとつない。そいつらのお陰でな」
長身の男の人と銀髪の男の人が言う。
ラギー「えっ！？あれっ！？
お前らさっき、群衆に飲み込まれたはず……」
ケイト「ざーんねん！
あれはオレのユニーク魔法��スプリット・カード��で増えて変装したオレくん達でした！」
レオナ「なんだと？」
ケイト「オレ、ディアソムニア寮の寮服、ちょっと憧れてたんだよね〜。着られてラッキーみたいな」
リリア「なんじゃ。
そういうことならわしの寮服も貸してやったのに」
ケイト「うーん、
リリアちゃんのはオレにはちょっとキツイかなぁ」
……ちょっと、とは思えないけど
レオナ「オイ、この茶番はどういうことだ？」
リリア「リドルから話を聞いてな。ひと芝居打たせてもらった」
『そんなこんなで押し潰されたのはケイト先輩の分身だから結果的に怪我人はゼロ。残念だったね』
ラギー「じゃ、じゃあ……マレウスは？」
「もちろんご健在だ！」
結局��マレウス��という人は私達は見ていない。
私達が一般人の人達を落ち着かせている間に殆どの人達をコロシアムまで誘導してくれたのはその人らしい。
ラギー「そ、そんなのアリッスか！？」
『アリアリ。
……言われた通り、止めてみたよ。ラギー』
ラギー「……っ」
レオナ「……あー、もういい」
サバナクローの寮長さんが呟いた。
私達の視線は寮長さんに集まる。
ラギー「えっ？」
レオナ「やめだ。やめ」
ラギー「ちょ、レオナさん？
それってどういう……」
.
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冬雪(プロフ) - アルファさん» ご報告ありがとうございます。これからもご愛読の方をお願いします (2020年4月17日 15時) (
レス) id: e3ba6a1386 (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - 161話で、八つ当たりはジャックすればいいになってました (2020年4月17日 11時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - とっても面白くて、何回も読み返したくなる面白さ･･･ヤバいです！ (2020年4月17日 11時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アルファさん» ご報告ありがとうございます (2020年4月16日 18時) (レス) id: e3ba6a1386 (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - 186話でレオナがレオナ先輩ってさいごにいってました (2020年4月16日 17時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年4月12日 3時
