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◆103.友達に ページ9

リドル.



Aという女子生徒は変だ。

自由を具現化したような女の子だ。


何にも囚われていなくて、子供っぽくて。そんな彼女にいつしかボクは憧れを抱いた。



__じゃあ、僕と友達になりますか?



だから、その言葉を言われた時、ボクは正直嬉しかった。



でも、お母様はきっと許してくれないと思った。

何せ彼女はボクをダメにする。
欲しい言葉をくれて、ボクを甘やかす。


だから、ボクはキミを手放そうとした。

遠ざけようとした。



それでも、君は……



__僕はリドル先輩を嫌いにならない。
リドル先輩が辛い時は助けてあげますし、よっぽどの理由がない限り僕は君を見捨てないよ



この言葉ですらも、ボクにとって毒だった。




『てか、リドル先輩、僕言いましたよね?』

リドル「?」



『僕はリドル先輩を嫌いにならない。
リドル先輩が辛い時は助けてあげますし、よっぽどの理由がない限り僕は君を見捨てないよって』

リドル「……」




息が詰まりそうなほど、僕の心臓は加速していた。

目尻が熱くなる。

体に自然と、力が入る。




『そもそも僕はリドル先輩のこと一度も嫌いって言ってませんからね!?』

リドル「……」

『言ったじゃん。嫌いにならないって。勝手に嘘つき呼ばわりしないでよ』




そう言ったAは困ったように笑った。


たしかに彼女は一度も嫌いなんて言わなかったじゃないか。




リドル「……っ……ごめんなさい……」

『……』

リドル「ボクはただ……キミにわかってほしかっただけで」

『わかりませんよ、そんなの』



するとAはボクの手を引っ張る。




『だから今度から教えてくださいね』

リドル「!」

『それで、嫌なことは嫌、好きなことは好き。みたいな感じで、ハッキリしていきましょうよ。
そしたらお互い素直になれるんじゃないかな』




Aがボクを引っ張っていく。


やっぱり君は変な子だ。




リドル「……ねえ、A」

『?』



リドル「やっぱり、ボク、キミが好きだ。
キミがもしよければ、どうか、友達になってくれないかな」




すると、Aは花が咲いたような笑顔を見せた。


ああ、やっぱりキミは笑顔が一番似合う。



ボク達が一歩一歩進むごとに、
ゆっくりと闇が消えていく。



めまぐるしい歪みも、欠けた光も。




ボク達の世界から消えていく


.

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冬雪(プロフ) - もしゅさん» ご報告ありがとうございます (5月18日 12時) (レス) id: 2be363099b (このIDを非表示/違反報告)
もしゅ - 126話のセリフの所サバナクロー寮のハウル・ジャックになってましたよ (5月18日 12時) (レス) id: ded0801b35 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます。僕もリドルとラギーが推しです。 (4月14日 21時) (レス) id: e3ba6a1386 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - ツイステですよね。私もプレイしています。一番好きなキャラはリドルでしたので、主人公とリドルの関係性が好みでした。 (4月14日 20時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - アイラさん» ご報告ありがとうございます。 (4月12日 20時) (レス) id: e3ba6a1386 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:冬雪 | 作成日時:2020年4月6日 4時

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