◆83.図書室では静かに ページ38
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グリム「アンタが一番声デケェんだぞ」
クロウリー「おっと、失礼」
唐突に現れた校長先生は咳払いをして小声で「まったく、図書室は静かに勉学や読書に勤しむところですよ」と小声で言った。
そして校長先生の登場により、トレイ先輩は僕から離れた。
イヴ「す、すみません……」
『てか、校長先生はなんでここに？』
クロウリー「Aくんとイヴくんが元の世界に戻る方法について調べに来たんですよ。ちゃんと忘れていませんとも。私、優しいので。やはり調べ物といえば図書室ですからね」
イヴ「校長先生……」
クロウリー「別に新しく入った小説の続きが気になって誰よりも早く借りにきたわけではありませんからね」
『おい』
感動しかけたが本音が出たため吹っ切れた。
クロウリー「ところで、みなさんお揃いで険しい顔をしてどうしたんですか？」
僕達はなんでもない日のパーティであったことを話した。
……
クロウリー「なるほど、そんなことが……
首輪を外してくれと謝るのも嫌だけど、穏便に寮長を説得できる気もしない、と」
転寮という意見もあったが、今の寮は闇の鏡が決めたことのため転寮ともなると手続きやら儀式やらで面倒なため却下になり、僕らは打開策を考える。
イヴ「……やっぱり決闘？」
グリム「お前意外とAみたいに不穏なことを言いだすんだゾ」
イヴ「や、やっぱりダメだよね」
クロウリー「いえ、その手もありますよ」
エース「え、マジ？」
クロウリー「ローズハートくんに決闘を申し込んでトラッポラくんが寮長になっちゃえばいいんじゃないですか？」
エース「ええええええええ〜！！！？？」
デュース「ええええええええ〜！！！？？」
トレイ「ええええええええ〜！！！？？」
グリム「ええええええええ〜！！！？？」
イヴ「ええええええええ〜！！！？？」
『ええええええええ〜！！！？？』
クロウリー「こらっ！声が大きい！」←小声
エース「学園長が変なこと言うからだろ」←小声
クロウリー「変でもなんでもありませんよ。ローズハートくんだってそうやって寮長の座を手に入れたんですから」
『そんな方法でいいの！？』
クロウリー「決闘はシンプルな方法の１つです。
他にも現寮長に指名されたりというものがありますけど」
『あ、それは今回の騒ぎがなくてもエースが寮長に選ばれることはないね』
エース「おい」
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冬雪(プロフ) - サナさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただければなと思うばかりです (2022年8月11日 20時) (
レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
サナ - やっと、2巻なんだゾ(このお話の)。楽しみ。 (2022年8月11日 18時) (レス) id: 2c45cd1730 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - ゆずさん» ご報告ありがとうございます (2020年10月13日 11時) (レス) id: a124ecb095 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ◆82話のところでトレイ先輩がトイレになっててめっちゃ笑いましたwwww (2020年10月13日 3時) (レス) id: 207a7fb508 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るなさん» ご報告ありがとうございます (2020年10月4日 18時) (レス) id: a124ecb095 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年3月31日 8時
