◇39.根に持つ男 ページ41
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『……てな事がありまして』
エース「へぇ……てか、学園長ってオマエ達のことほんと贔屓してるよなー」
『あー、やっぱそう見えちゃうんだ』
木に背を預け、エースに今朝あった事を話した。
『エースはなんで学校休みなのにグラウンドでバスケしてんの』
エース「今仮入部期間なんだよ。オレはバスケ部に入部しようと思ってる」
『へー』
はたして、こいつに団体行動とか出来るのか
あの時は退学が関わっていたから協力してくれたかもしれないけど、普段は一言多いけど、面倒な事は自分から首を突っ込まないタイプって感じだ。
エース「オレ結構期待されたんだぜ？」
『まだ入部してないのに？』
エース「おう。だから今日先輩達に練習見に来ないかって誘われたってわけ。
オマエとイヴは部活入んねぇの？」
『イヴはわかんない』
エース「オマエは？」
『面倒そうだからパス』
エース「なんじゃそりゃ」
僕と同じように木に背を預け、しゃがんでいるエースを見下ろしながら、ふと、てかこいつ、こんなところでサボってていいのかと、そう思った。
エース「なんだよ。ジッ、と見て」
『上目遣いでこっち見んな』
エース「なんなんだよ……」
ふー、危うくエースのことを可愛いと思ってしまうとこだった。危ない危ない。
『話を戻すけど、別に僕とイヴは校長先生に媚びを売ってるとかそんな事してないからな』
エース「いや、それはちゃんとわかってるって」
『本当か？』
エース「ちゃんとオマエ達の事情は学園長から聞いたっつーの。メチャクチャ難しい内容だったし」
『僕らだってちゃんと理解していない。別の世界から来たとか、闇の鏡に選ばれたけど魔法を持っていないとか』
強い願いを持っていたとか、僕だけ攻撃魔法限定で影響を受けないとか。
エース「まぁ、オマエらのことをサポートしろって学園長に言われちまったし、今更投げ出すなんてクールじゃないし、散々振り回されたオマエらとここで��はい、さようなら��なんて出来ねえし」
『お、じゃあこれからも僕らと仲良くしてくれるってことかい？それは嬉しいなー』
エース「ああ、それと」
するとエースは立ち上がり、僕の耳元で囁いた。
エース「まだ、あのみぞおちの件で詫びてもらってねえからな」
『(げっ)』
エース「オレ、結構根に持つタイプだから」
そう言って笑うエースに僕は心底面倒臭ぇと思った
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冬雪(プロフ) - コメントありがとうございます。どうぞ次にお進みくださいな (7月15日 10時) (
レス) @page50 id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
さ - 嫌いに!!なるわけ!!ないだろ!!寮長!!続き読んできます！！！ (7月15日 8時) (レス) @page50 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るきあさん» コメントありがとうございます。見つけてくれてありがとうございます (2022年4月23日 17時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
るきあ(プロフ) - やっと見つけた！！！！！！！！！！！！！！！！！機械壊れて占ツク入れてから数ヶ月探してたけど見つかりました…応援してます…一から読み直します‼️ (2022年4月23日 17時) (レス) id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - はわわさん» コメントありがとうございます。ハマっていただけて嬉しいです。自分もここまでくるとは思いませんでした (2022年4月13日 0時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年3月23日 0時
