155.脛が痛い ページ17
.
今剣「まったく、ぼくらのあるじならもうすこし��いげん��というものをもってほしいですね」
『も、申し訳ないです……』
薬研「なんだ？また説教されてんのか大将」
廊下を歩きながら今日あったことで今剣くんに小言を言われていると白衣を着た薬研くんに会う。
今剣「あ！きいてください薬研！このむすめ、まなびやの��たいいく��というじかんに��ばすけ��というものをやっていたのですが、なんかいもころんだり、ぼーるにあたったりして、うんどうしんけいがわるいにもほどがありますよこのむすめ！」
『(この娘って二回言われた……)』
今剣「さにわならもうすこしかっこいいところをみせてほしいものですよね」
薬研「はっはっは、その様子の大将が目に浮かぶ。なに、気に病むことはないさ。動物に天敵がいるように人間にも得意不得意がある。一つや二つくらい苦手なことがあったっていいだろうに」
『いや、でも、普段はちゃんと上手くいくんだよ』
今剣「ならなぜきょうはあんなに��ずぼら��だったんですか」
『今剣くんと平野くんが見てたからだよ。私、家族とか親しい人に応援されたり見られたりすると良い所を見せようと思って頑張るんだけど、なんかいつもからぶっちゃうんだよねー』
「あはは……」と苦く笑って頬を掻くと何故か目を張る薬研くんと今剣くん。
そして何故か私は今剣くんに脛を蹴られた。
脛は痛い
今剣「はずかしいひとですねっ！」
そう言い残し、今剣くんは廊下の奥へと消えてしまった。
私は脛を抑えながら、何故こうなってしまったのかと頭の中で思考を巡らす。脛が痛い。
『薬研くん、私何かしちゃったかな……』
薬研「あー、んー……」
『恥ずかしい人って……私そんなに恥ずかしいことを言っちゃってたってたのかな！？』
薬研「自覚がねぇのか大将」
『自覚！？』
いつも鈍感鈍感って言われるけど、まさかここで鈍感さを発揮してしまうとは。
やばい、本当に何を言って恥ずかしい人と称号を与えられたのかわからない。脛が痛い。
薬研「あー、あれだ」
『あれとは？』
薬研「��天然たらし��」
『……』
何故刀剣男士がそんな言葉を知っているのか、意味をわかって言っているのか、それを聞くのは今は後回しにしよう。
今はただただ脛が痛い。
『……とりあえず、湿布ください』
薬研「まぁ、脛は痛いよな」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 80人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あむ - 私が読んでる夢小説の中で一番好きです‼︎更新楽しみに待ってます‼︎ (2022年5月29日 8時) (
レス) id: 349116d89c (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 更新楽しみに待ってます(●´▽`●)だれ落ちになるんでしょうか？ (2021年10月25日 16時) (レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)
幸別愛友 - 一番最初から読んできて、この物語はずっと私の癒しになっています！更新頑張って下さい、応援しています！ (2020年2月8日 10時) (レス) id: 978af02bfc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：冬雪
| 作成日時：2020年2月4日 3時
