7.説明たいむ 其ノ壱 ページ9
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『あ、あの……！』
「？」
『先程から加州さん達が言っていることが理解出来ません！前の主の孫とか審神者とか……っ一体なんなんですか！？』
私は加州さんから少しずつ離れながら言えば、加州さんは「それもそうだね」と納得したように頷く。
「んじゃ今から説明するよ」
『え……』
加州さんの言葉が合図かのように先程の少女が立ち上がった。
「君は本当に何も知らないんだね。ボクは乱藤四郎だよ。短刀の代表としてボクは審神者をとは何かを説明するね」
『よ、よろしくお願いしますっ』
「��審神者��はボク達刀剣男士を束ねる主。ボクも詳しくは知らないけれど眠っている物の想い、心を目覚めさせ自ら戦う力を与え、振るわせる技を持つ者だよ」
『刀剣男士……？』
乱ちゃんはそこまで言うと座ってしまい、審神者のことは理解出来たけれども今度は刀剣男子という疑問が残った。
すると「それは僕が説明するよ」と振り返ると物腰が柔らかそうな青年が立っていた。
「脇差を代表して堀川です。��刀剣男士��は精神と技を籠めて造られた人の形となった付喪神です」
『付喪神……ということは神様、ですか？』
「そういうことになりますね。でも僕がこんな風に人の形になって動いたり喋ったり感情を持てるのは審神者が本体が刀である僕達を顕現してくれたおかげなんです」
『本体が刀って……ということは貴方達は元々は刀だということなんですか？』
「そういうことになります。顕現された僕らはその審神者の持ち物となります。持ち主である審神者を僕達は��主��として一緒に暮らすんです。僕の説明はこれで終わりです」
そう言って堀川さんは座ってしまった。
『審神者や刀剣男士のことは理解出来ましたが何故私は連れてこられたのでしょうか？』
そして今度は座っているだけでも大きいと思っていたのに立ち上がるとまた一層と大きい身長２ｍ超えているんじゃないかと思うくらいデカイ人だった。
「薙刀を代表して俺は岩融と申す！お主は汝の秘められた力を理解していないようだな！」
『声も大きいですね……ビリビリします……』
「おっとこれは失礼した！まず汝は普通は見えない筈のものが見えたりするか？」
『……はい』
「それ即ち審神者の資格があるとみた！」
『そ、そうなんですか？』
「無論見えるだけで審神者は務まるが稀に汝のように霊力が高い人間もあるのだ。霊力が高ければ高い程政府の奴らはその力を欲すということだ」
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ぬっこ(プロフ) - 胸から刀を出すと言う表現がとても素敵です。続き楽しみにしてます(^-^) (2020年1月15日 21時) (
レス) id: da10b377d5 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 紫鶯さん» ありがとうございます。続きをお楽しみください。 (2019年5月16日 20時) (レス) id: 13dcdbbff5 (このIDを非表示/違反報告)
紫鶯 - とっても面白かったです！ (2019年5月16日 13時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2019年4月29日 9時
