□107.【ライトパープル】梅雨 ページ9
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『昨日は本当に申し訳ありませんでした』
轟「別に気にしてねぇから土下座しなくていいぞ」
身内がやらかしたことでも申し訳ないと思い寮で出会い頭轟くんに土下座をかます。
上鳴「弟くんはどうしたんだ？」
『朝早く駅に送りました。その時に拳骨しておいたので』
瀬呂「白野の拳骨痛そうだよな」
峰田「あの細い腕でも結構力あるもんな」
『聞こえてますよ。試しますか？』
瀬呂「いえ遠慮しときます」
峰田「いえ遠慮しときます」
たしかによく痛いと言われる。
中学生である弟ですら涙目だ。
立ち上がると何故か頭を抑えている女性陣がエレベーターから降りてきてその表情は憂いを纏う。
『なんだか元気がありませんね』
峰田「なんだ？せい」
何かを言おうとした峯田くんは耳郎さんの手によってぶん殴られ飛んでいった彼は緑谷くんにぶつかり巻き添えを食らう。朝から災難な。
耳郎「二度と言おうとすんな！」
峰田「じゃあ殴られる前に言えばいいのか！？」
耳郎「言ったら白野の拳骨」
峰田「黙っておきます」
緑谷「峰田くん……そろそろ、どいて」
轟くんと緑谷くんを救出して、今一度耳郎さんを見れば彼女の髪の毛がいろんな方向から跳ねていた。
『……耳郎さん、寝癖……』
耳郎「寝癖じゃない湿気！」
『湿気？』
麗日「この時期はホント苦労するんよ……」
そう言う麗日さんや芦戸さんの髪の毛もなんだかいつもよりふわふわしていてボリューミーだ。
緑谷「わかるわかる！この時期は本当ね〜」
『(緑谷くんは普段とあまり大差ないと思う)』
轟「緑谷普段とあまり変わらないと思うぞ」
緑谷「え」
私の言いたかったことを代弁した轟くん。
『そういえば梅雨ですね』
葉隠「そうだよ！ジメジメするし青空がなかなか見れないしなんだったら雨が降るし、それに髪がなかなか纏まらないから梅雨は女の子の敵だよ！」
『(葉隠さん透明だから髪が跳ねているのかすらわからない)』
轟「葉隠透明だから髪が跳ねてるかわかんねぇ」
『……』
葉隠「あ、それもそうだね！」
麗日「ずるい！」
芦戸「ずるい！」
……偶然か
麗日「Aちゃんは髪大丈夫なん？」
『もともと櫛で梳かせばなんとかなる髪質なので』
麗日「ずるい！」
芦戸「ずるい！」
葉隠「ずるい！」
八百万「ずるいです！」
『いや、ずるいと言われても……』
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冬雪(プロフ) - 夢桜さん» ありがとうございます。夢主気に入ってくれて大変嬉しく思います。 (2020年1月13日 1時) (
レス) id: 25f70c9881 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 遅いですが続編おめでとうございます！更新される度とても楽しく見させて頂いてます！！夢主さんの性格や話が読みやすくてとても大好きです！これからも頑張ってください！ (2020年1月13日 0時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - over the rainさん» ありがとうございます。光栄です (2020年1月2日 19時) (レス) id: e98b400c56 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - え、まって、めっちゃ上手！文章の書きかたが上手すぎてビックリしました！応援してます！ (2020年1月2日 18時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 寝不足猫ﾁｬﾝさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2019年12月25日 17時) (レス) id: 38a44182a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2019年12月1日 0時
