■106.冷静にいこう ページ8
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『弟の白野天(てん)です』
天「はじめまして」
寮に帰ると弟はクラスメイト達に囲まれていた。
改めてみんなに紹介すると「めちゃくちゃそっくりやん！」と声を揃えて言われる。
麗日「Aちゃんと弟くんにめちゃくちゃそっくりなんやね。最初見た時はわからんかったよ」
『そんなにそっくりですか？』
芦戸「うん」
耳郎「うん」
葉隠「全然見分けつかないよ〜」
「白野ってねーちゃんだったんだな」「なんか意外だなー」と瀬呂くん達が弟を凝視する中、峰田くんが「見分けなんて胸があるかないかだよな」と手をわきわきさせる彼は直後弟に睨まれた。
『……そういえば轟くんと常闇くんの姿が見えませんが』
青山「そろそろ降りてくるんじゃないかい？もう少しで夕飯だし」
蛙吹「そうね。意外とあの子達ご飯の時はちゃんと時間通りに降りてくるものね」
『成長期ですか』
爆豪「ただの食い意地だろ」
天の方を見るといつの間にか緑谷くんに質問攻めされていた。
緑谷「白野さんの弟くんってことは君も個性を持っているっていうことだよね？どんな個性なの？白野さんみたいに右手に包帯をしていないということは血とか関係ないということだよね？」
天「え、あ、えっと……」
緑谷「あれ、弟くんの手、なんかちょっと模様みたいなの入ってる？シワとかじゃないし、傷でもないよね？これって個性に関係しているのかな？」
天「ね、姉さん、この人怖い」
『そういう人なんだよ』
緑谷くんがぶつぶつモードに入っているとエレベーターの扉が開く音がして振り返ると轟くんと常闇くんがいた。
轟「お、白野……が、２人？」
『たしかに白野は２人いますね』
常闇「そういうことじゃないだろ」
『弟の天です。
ほら天、挨拶を……』
天がいる方向に振り返るとそこには誰もいなくて、すぐに轟くん達の方向に向き直すと、何故か弟は轟くん目掛けて襲いかかろうとしていた。
轟「？」
まったく動じない轟くん。
個性を使おうとした刹那、常闇くんの影が天の身体を捕らえる。
天「な、んだ、この！！」
天は抵抗するが常闇くんの鍛えられた影には敵わないらしい。
常闇「白野、貴様の弟は酷く血気盛んなんだな」
『轟くんを目をにしたら抑えきれない想いが爆発したんですかね。中学生男児は難しいですね』
轟「難しいな」
切島「お前ら冷静すぎるだろ」
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冬雪(プロフ) - 夢桜さん» ありがとうございます。夢主気に入ってくれて大変嬉しく思います。 (2020年1月13日 1時) (
レス) id: 25f70c9881 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 遅いですが続編おめでとうございます！更新される度とても楽しく見させて頂いてます！！夢主さんの性格や話が読みやすくてとても大好きです！これからも頑張ってください！ (2020年1月13日 0時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - over the rainさん» ありがとうございます。光栄です (2020年1月2日 19時) (レス) id: e98b400c56 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - え、まって、めっちゃ上手！文章の書きかたが上手すぎてビックリしました！応援してます！ (2020年1月2日 18時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 寝不足猫ﾁｬﾝさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2019年12月25日 17時) (レス) id: 38a44182a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2019年12月1日 0時
