■90.別の世界の君 ページ41
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『！？』
緑谷「うわぁ！？」
『あ、緑谷くんっ』
緑谷くんが飛ばされて転がって木にぶつかり、落ちてきた虫に驚いた彼は白目を向いて気絶した。
『(嘘でしょ緑谷くん……)』
彼を揺さぶると「こんな所に居たのか仏頂面！」とまたもや聞き覚えのある声。
振り返るとそこには大きな竜が私を見据えていた。
『(！？)』
そして竜から飛び降りてきたのは派手な服装をした爆豪くんで、当然の如く胸ぐらを掴まれる私。
爆豪「テメェは何度言えばわかる！？テメェは無個性なんだから街の外に行くなっつったろ！」
『爆豪くん心配してくださるのは嬉しいのですが、取り敢えず落ち着きましょうよ』
爆豪「俺はすこぶる冷静だ！ていうかなんだそのバクゴウってのは！俺はカツキ様だ！！」
『冷静な人は目を血走らせないし鼻息荒くして興奮するわけないじゃないですか』
どうやら爆豪くんも別の爆豪くんらしい。
爆豪くんの罵声を耳から耳に聞き流していると「そこまでにしとけよカツキサマ」とまたまたもや聞いたことある声。
振り向くと竜が光を放ち、人の姿へと変えるとそこには切島くんが立っていた。
『切島くん』
切島「キリシマ？俺はエイジロウって言ったろ？」
そう言って私の頭を撫でる切島くん。
この切島くんも切島くんのようで切島くんではないらしい。
すると爆豪くんが私の頭に乗せていた切島くんの手を払う。
爆豪「主人の許可なくコイツに触ってんじゃねぇ」
切島「すみませんカツキサマ」
爆豪「チッ」
どうやら正常なのは私だけのようだ。
これはどうやったら目が醒めるのだろう。
強い衝撃か、それともこの夢が終わるまでか。
だとしても早く目覚めたい。
私が無個性という設定はいけ好かないし右手に包帯がないというのも落ち着かない。
どうしたものか
緑谷「んー……」
『あ、緑谷くん』
緑谷「だから僕はイズク……ってかっちゃん！？にエイジロウくん！なんでここに！？」
切島「オチャコがイズクの帰りが遅いから心配だからって俺達を向かわせたんだよ」
緑谷「そ、そっか……ごめんね。早く帰ろうとしたんだけどAさんが結構奥の方にいたから」
『(私のせいか)』
切島「たしかにここは街から結構離れてるよな……お前なんでこんな所にいたんだよ」
爆豪「どうせ眠くなったから昼寝場所探しに来たら偶然ここだったんだろ」
『……』
……間違っていなそうで否定出来ない
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夢桜(プロフ) - 夢を見たのは緑谷君かっ！最初から見させて頂いてます！とても面白いです！無理せず頑張って下さい！夢主ちゃんの性格好きだなぁ… (2019年11月17日 12時) (
レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
カロメG - この主人公の子の性格とても好きです！推しのホークスも出て来てて嬉しいです！ (2019年9月23日 1時) (レス) id: e6da68bb26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2019年9月21日 15時
