■81.鳥人間 ページ32
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ホークス「やっぱり、いたんですね」
聞き覚えのある声が聞こえ顔を上げると、さっきの男の子を抱えたホークスさんが空中にいた。
『それはこっちのセリフです。やはりその子が先日先生が話していた個性に目覚めたばかりの子ですよね？』
ホークス「そうそう」
『あ、でも勘違いしないでくださいよ？私と緑谷くんは��偶々��ここにいたんですからね？逆に私達も被害者ですよ』
ホークス「わかってますよ。見たところ貴女達は私服ですし」
『ホークスさんは理解力があって助かります。
そしてこの件に私達が関わっていたことはあの人達には内密に』
ホークス「出来ませんよ」
笑顔でそう言われ、彼が指さした方向にはカメラを回すテレビ局らしき人達がいた。
緑谷「て、ててててテレビ局だ……」
『……チッ』
ホークス「こら、女の子が舌打ちしないの」
『この場から早々に退散した方がいいですね』
緑谷「あ、じゃあ僕リュック取ってくる」
そう言って駆け足でリュックを探しに先程のショッピングモールの方へ駆けて行く緑谷くんの背中を見ていると「デートですか？」と私の横に立つ男の子を抱える鳥人間。
『……私と緑谷くんは付き合っていませんよ？』
ホークス「付き合ってないからデートじゃないっていう考えはもう時代遅れだよ」
『(なんかイラッとするなぁ)』
ホークス「今のご時世、付き合ってなくても、そう見えてしまったらデートなんだよ。
いや〜今の高校生ってホントませてるんだね〜」
『……なに拗ねてるんですか？』
たった１週間の修行でも彼の性格は理解してきたつもりだ。
私の言葉に目を張ると、少し考えるホークスさん。
ホークス「そう見える？」
『見えるというか、そう感じるってだけです』
ホークス「ふーん」
『……何かありました？』
ホークス「んー……」
いちいち行動が気になるるんだよなこの人
大人だから、というプライドもあるんだろうけど、私達は師弟関係なのだから少しくらいは、
緑谷「白野さんおまたせ！」
『緑谷くん』
緑谷「早く帰ろっ」
『はい。
ではホークスさん、さようなら』
ホークス「あ……」
私達は駆け足で駅の方向に向かった。
ホークスさんの様子も気になるが、今は帰ったら相澤消太という男のお小言があると思うと自然と溜息が出た。
ホークス「……」
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夢桜(プロフ) - 夢を見たのは緑谷君かっ！最初から見させて頂いてます！とても面白いです！無理せず頑張って下さい！夢主ちゃんの性格好きだなぁ… (2019年11月17日 12時) (
レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
カロメG - この主人公の子の性格とても好きです！推しのホークスも出て来てて嬉しいです！ (2019年9月23日 1時) (レス) id: e6da68bb26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2019年9月21日 15時
