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そんな、ある日のこと。
「かーって嬉しい、花いちもんめ」
「負けーて悔しい、花いちもんめ」
俺達は晴天の青空の中、何故だか昼休みに屋上へと集まり。
「隣りのおばさん、ちょっと来ておくれ」
「鬼いぃーが恐くて行かれない」
みんなで、花いちもんめをやっていた。
「お布団かぶってちょっと来ておくれ」
「お布団ボロボロ行かれない」
言い出しっぺは勿論、タマ。
塚「なぁ〜玉森、これいつまで続くわけ」
玉「ミツを奪うまでに決まってるじゃん」
(ははっ…とまぁ〜こんな感じでよ)
「お釜かぶって、ちょっと来ておくれ」
「お釜、底ぬけ行かれない」
「鉄砲かついでちょっと来ておくれ」
「鉄砲あるけど弾がない」
でも「時間制限があるし大丈夫だろ」俺は、そう安易に考えていたんだ。
「あの子が欲しい」
「あの子じゃ分からん」
「この子が欲しい」
「この子じゃ分からん」
「相談しよう」
「そうしよう」
(これで何度目だっけ？結構やってるな、ふっ)
塚「誰にしよ？」
玉「聞くまでもないでしょ」
宮「俺、千ちゃんを奪い返したい」
玉「はっ？」
二「宮田、この裏切り者が」
宮「えっ」
ニカは、真っ先に向こうに取られ代わりに千賀がこっちへ来ていてさ。
玉「裏切りもの！」
宮「えぇーっ、タマまでショックうぅ」
戸「ははっ…」
俺達の側には他に藤ヶ谷と横尾さん・河合、タマの方は宮田・塚ちゃんにトッツー。
五関は見学中〜
「きーまった」
「ミーツが欲しい」
「ターマが欲しい」
「じゃんけんポン」
(うえっ!?)
北「負けた？えっ、うそぉ〜マジで!?えぇーっ」
玉「やったぁ〜勝った」
藤「お前、何をやっているんだよ」
横「仕方ないじゃんミツが悪いわけじゃないし」
藤「でも…チッ、絶対に取り返す」
(別にいいわゲームなんだからさ)
そうこれはゲーム、だけどそれからが大変でよ。
藤「北山が欲しい」
宮「千ちゃんが欲しい」
藤「健永!?お前まで」
千「ごめんガヤさん」
横「あらら」
いつもはジャンケンが弱い俺が、何故だか勝ち続け。
藤「わたぁ〜もぉ」
横「ははっ、悪い…太輔」
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作者名：Tai.Qi | 作者ホームページ：https://novel.prcm.jp/novel/r1tzGjKmUT2EzAjVIVyN
作成日時：2018年11月20日 11時
