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廉「付き合ったん？」
紫『え、』
岸「えっ？！？？？！」
海「やっぱり〜！紫耀好きだったんだね〜やるじゃ〜ん」
康に先に言われてしまった。
固まる俺に対して、分かってましたと言わんばかりに、
みんなニコニコしてる。岸くんはずっと驚いてるけど。
廉「その子は俺らのファンなん？」
紫『いや、全然ファンじゃない』
廉「え、そうなん？え、どこで出会ったん？」
廉の質問攻めにあい、ジンが切り出した。
神「俺と紫耀で箱根に泊まり行ったじゃん？」
岸「え、まってジン知ってたの？」
神「聞いて岸くん」
岸「はい！」
今までの経緯を全て話すと目を丸くして真剣に話を聞いてくれた。
海人が「あー！だからか！」と何かを思い出したみたいに手を叩いた。
海「紫耀とジンと湘南行ったとき変だったんだよ2人とも！」
廉「ぐうじ全部知ってて今まで黙ってたん？！」
神「うん。ごめんみんな」
岸「いや〜参った参った！とんでもねえ一途だな紫耀！」
紫『いや、まあ、うん……いろいろと、ほんとごめん』
みんな怒るどころか、「顔見せろ」だの「なんて名前」だの質問がすげーすげー。ジンにもたくさん迷惑かけておいて、こんなあっさり受け止めてくれちゃったから反応に困った。
だけど、廉は冷静ながら、俺に言った。
廉「まあ恋愛すんのは自由やけどさ、
噂が事実になった以上は分かってるんやろうな」
紫『……分かってる』
廉「ファンあっての俺らってこと忘れんなよ」
紫『うん』
海「そういうの普通、岸くんが言わなきゃ〜」
岸「いやそれな？！ほんと！」
廉「ほんまや！岸さんちゃんとして！」
神「岸くん聞いてんの？」
岸「聞いてる聞いてる！おめでとう紫耀！」
海人から始まりみんなで和やかムードに変えてくれた。
バランスがとれてるグループだなってすげー思う。
遠くで見てたマネージャーと目が合って頷いたら部屋から出て行った。気を取り直して、来週の名古屋公演のセトリについて議論が始まった。
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作者名：詠夢
| 作成日時：2021年5月25日 22時
