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◇
学園長の案内で着いた建物を見てAとユウは言葉を失う。
2人の頭の中は同じことを思っていた。
お化け屋敷のようだ、と。
「さあ着きましたよ。ここが以前寮として使われていた建物です。どうです、趣があるでしょう？」
「これは趣があるというか…」
『ありすぎるというか…』
「そうでしょう、そうでしょう。さあ中へどうぞ」
2人の反応に学園長は満足げに頷き、扉の前で入るのを躊躇っているAたちの背を押し寮の中へと入っていく。
中は想像した通り、人が長年住んでいなかったのがわかるように荒れ放題だった。
「ここであればとりあえず雨風は凌げるはずです。私は色々と準備することがあり戻りますので適当に過ごしていてください」
『「は、はい」』
「学園内はウロウロしないように！では！」
学園長はああ、忙しい忙しいと呟きながら寮から去っていった。
残された2人はというと
「え、と…とりあえず掃除から始めようか」
『そうしよっか。あ、電気は通ってるみたい』
掃除を始めることにした。
壁のスイッチを押すと暗かった談話室に明かりが灯る。
歩くたびに降ってくるホコリにユウが呟く。
「わあ、真っ白な粉雪みたい」
『ぷっ、あははっ！ふふ、そうだねっ、雪が降ってるみたいだね』
「ちょ、Aちゃん笑いすぎだよ〜」
ユウの粉雪発言がツボにはまったAは笑いがとまらない。
2人で笑っていると天井から冷たい水が落ちてきた。
どうやら雨が降ってきたようだ。
「大変だ雨漏りしてる！バケツとかあるかな、うわあ！？」
『ユウくん！』
頭に落ちてきた雨に驚きユウは一歩踏み出したが、その踏み出した場所が悪かったようで床を踏み抜いた。
慌ててユウの足を引っ張り上げ2人は床に座り込む。
『ふふ、ここってトラップがいっぱいだね』
「間違いないよ…ああ、びっくりしたぁ」
『ユウくんは雨漏りしてる場所を見つけておいてくれるかな。私バケツとかないか探してくるね』
「わかった、Aちゃん気をつけてね」
『はぁい』
Aは笑顔でユウに手を振り寮内の探索を始める。
その数分後、彼女の悲鳴が寮に響くことになるのだが………
そのことはこの時はまだ誰も知らない。
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kumaMaco(プロフ) - ここ様初めまして！最近ここ様の作品に出会い、Re startをはじめRe〜以外の作品にも夢中になって拝見しておりました。素敵な作品に出会えて幸せです。有難うございます…！もし宜しければなのですがR作品の方のパスを教えて頂くことは可能でしょうか宜しくお願い致しま (12月16日 11時) (
レス) id: 39ab5c799a (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - おむはる。さん» おむはる。さん、はじめまして^_^お返事が遅くなってしまい申し訳ございません…！メッセージにパスワードを送らせていただきました。ご確認よろしくお願いいたします(*´꒳`*) (12月13日 17時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
おむはる。(プロフ) - ここ様、初めまして！以前からこの作品楽しく拝見しておりました！もし宜しければR18作品のパスワードを教えていただきたいのですが可能でしょうか...？どうかご検討のほどよろしくお願い致します！ (12月7日 19時) (レス) id: 113ac8c6ad (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ?さん» はじめまして！作品を読んでくださいましてありがとうございます！パスワードをメッセージにお送りさせていただきました。お時間あります際にご確認よろしくお願いいたします^_^ (9月22日 20時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - ここ様、はじめまして！この作品が面白くて一気読みしました。r18作品のパスワードを教えていただきたいのですが可能でしょうか？ (9月16日 14時) (レス) id: 4f222d9579 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年8月27日 12時
