開け、夢の扉！2【東海オンエア】

みんながおかしい。 ページ24

やぁどうも東海オンエアのAだ。



まぁいつもの挨拶をしてみたわけだが特に意味はない。



それよりも今日のメンバーは様子がおかしい。



としみつは朝会うなりニヤニヤしながら肩を叩いてきたし、りょう君に至っては私の顔を見るたびにニヤニヤしてる。なんだ、そんな変な顔してるか。



確かにゆめまるに頼まれて化粧はしているがそんなに変な化粧ではないはずだ。



化粧なんて自分がかわいいと思えればそれでいいんだ、いいか男性諸君。絶対に女性に向かって化粧のダメ出しをするんじゃないぞ。



この化粧を落とす面倒臭さを考えただけで今日の夜が憂鬱だ。あーあ、冗談でもしばなんチャンネルで「ハーゲンダッツくれたらいつでも化粧してやる」なんて言わなきゃよかった。



ファンデーションやリップをつけないように気をつけながら、定位置であるりょう君の中に収まる。



身長がデカいからこれがまた落ち着くんだ、ほっとけ。



いつ撮影始めるんだろうなー、と思いながらTwitterを眺める。



すると、ピンポーーンとチャイムが鳴った。なんだろう。



てっちゃんの自宅ではなくなったこの部屋のチャイムが昼飯の出前以外で鳴ることは、格段に減った。



ニトロがオートロックを解除して暫くすれば、今度は家のチャイムが鳴った。するといつもは中々自分で動こうとしないてっちゃんが珍しく自ら玄関に向かう。



成長したんだなぁ、とほっこりしているとりょう君が私のことをスマホで撮っていた。下アングルだ、やめろ。



『なに？』と聞けば、「いや、下から撮るとブサイクだなぁって思って。」と言われた。よしわかった、表に出ろ。



りょう君のスマホに向かってキメ顔をしていれば、てつやが玄関から帰ってくる足音が聞こえた。いや、足音が複数ある。今日誰か来るって言ってたっけ...？



思いっきり疑問符を頭に浮かべていた私だが、その扉が開いた瞬間にそんな疑問符はどこかに飛ばすことになった。

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