#5 ページ7
結果的に言えば、圧勝した。
煽りに煽った俺に対して頭に血が上った男どもはめちゃくちゃな攻撃を仕掛けて来たが、相手と違い冷静だった俺は迷わず避けて反撃。
よろけた巨躯の軸である足を狙い、転ばせゴミ箱の中に(その名の通り)ダストシュート。
もう1人は頭を狙い、膝で蹴飛ばしそのまま背負い投げでゴミの山へ。
｢頭に血ィ上ったサルなんか敵や無いんやで、雑魚乙！！｣
思い切り舌を出し、奴らに向けて中指を立ててみせる。片方(inゴミ箱)は完全に目を回しているらしく反応がなく、もう片方(onゴミ山)は辛うじて意識があるようで唸っていた。
俺は意識のある方へ近寄り、胸ぐらを掴む。
｢オイ、お前、あの子らに何しようとしとってん。言うてみぃや。｣
｢ぅ、ぐ……｣
｢声も出んのか？加減はしたハズやで。なあ、話せるやろ？お前ら双子狙っとったんやろ、双子をカミサマが求めてんのか？｣
俺の｢カミサマ｣という言葉に男はピクリと反応し、呻き声に混じり、うわ言と変わらない言葉を綴る。
｢我らの、主は……絶対……だ、双子はｯ……神の子だ……と……｣
ふぅん、当たりか。
どさり、と男の胸ぐらを離し、ゴミ山へ再び落とす。
さてさて。貴重な証拠人(笑)も捕まえられたし軍……と言うかグルッペンへと連絡を入れて人を寄越してもらおう。
さすがにこんな巨躯の男2人を連れて帰るのは不可能だ。
｢……『双子は神の子』……。｣
バカバカしい。
｢なぁーーにが『双子は神の子』なんですかね｣
｢！｣
聞きなれた声に、驚き振り返る。
真昼間だと言うのに薄暗い路地裏で、明るい表通りから入り込む逆光に照らされて表情は見えない。
だがそこに立っていたのは……紛れもない。
｢シャオロン！｣
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オムレツ(プロフ) - らっぴょこさん» コメントありがとうございますー！双子は良いですぞ… (2021年10月17日 21時) (
レス) id: 9504c1c9a6 (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！好きです！！双子設定好き過ぎる…！！ (2021年10月16日 22時) (レス) id: d6878be433 (このIDを非表示/違反報告)
オムレツ(プロフ) - salaさん» コメントありがとうございます！ゆっくりになると思いますが気長にお待ちいただけると幸いです！ (2021年8月27日 22時) (レス) id: 9504c1c9a6 (このIDを非表示/違反報告)
sala(プロフ) - 続きとっても楽しみです！更新待ってます！ (2021年8月26日 22時) (レス) id: 6774b94e1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オムレツ | 作成日時：2021年8月24日 17時
